【勉強の記録】これまで受けたカウンセリング・セラピー・講座など

こんにちは、ももか(momohsphss)です。

相手の表情や声のトーンの微妙な変化に自然と意識が向いて、なんとなく気持ちが伝わってくる。

直接言葉で言われてないけど、ふと頭に必要なことが浮かんで、限界を超えてがんばりすぎてしまう。

人に積極的に働きかけるし、未経験のことも短期間でなんとなく形になるけど、ものすごい消耗感が残る。

そんな自分の扱い方が知りたくて、トコトン研究してきました。

書籍や論文から独学で情報収集したり、カウンセリングや講座で学んだり。

たくさん経験したなかで、自分を知るうえで一番効果的だと感じたのは、言葉にして人に説明すること。

受動的にノートにまとめるだけでは、”他人の言葉”を暗記しているだけで”自分の言葉(≒自分の意見)”は見つからない。

できごとを受けて「どう感じたか?なにが言えるのか?」って掘り下げてアウトプットすると、本質的な価値観が見えてきます。

この記事では、お世話になった方々に感謝の気持ちを込めて、これまでに受けたカウンセリングや講座をまとめてみます。

ぜんぶ紹介すると膨大な量になってしまうので、現在の活動に大きく影響を受けたものを厳選しますね。

いまの私を構成する要素がたくさん詰まっています。良かったらお付き合いくださいませ♪

目次

【ギュギュっとまとめ】カウンセリング

会社員の働き方に疑問をもってから「自分を変えたい!人間として成長しなきゃ!」と思って、逃げてきた内面と向き合う決意をしました。

  • 自分が嫌いなこと
  • 家族への気持ち

このあたり。

15年以上抑圧していた感情と真正面から向き合うのは時間もエネルギーも必要でした。

アダルトチルドレンのカウンセリング

HSP(HSS型HSP)専門カウンセリング、セラピー

性格タイプ別カウンセリング

など。

少しずつ自分の内側から湧いてくる感覚を言葉にして、カウンセラーさんに優しく受容してもらいながら。心と向き合ってきました。

HSPのセラピーは、五十嵐花純さん(現在は活動休止されています)

HSS型HSPのカウンセリングは時田ひさ子さんにお世話になりました。

具体的な行動面は

  • ノートに家族への本音を書き出す
  • 行動と感情の記録をつける
  • 自動思考に取り組む
  • お互いの違いを知る気づきのシェア

などなど。

内面を整理する方法を教えてもらって、継続して取り組みました。

オーラソーマ、TCカラーセラピー

まさか会社員以外の道に進むなんて、まったく考えていなかったので。

「会社員以外の働き方って何があるんだろ?」と思い、まずは好きで興味のある分野を考えてみました。

  • 好きなこと
  • 得意なこと
  • 長く続けられそうなこと

この条件で【色に関する仕事】が浮かびました。

小学生のとき「色使い」を褒められたこと、大人になってもカラフルな色を見るのが好きだったことから、カラーセラピーに興味をもちました。

オーラソーマのボトル

ネットで色々探していたところ、カラーフィールドの畑さんを見つけて、申し込みました。

畑さんにお願いしたのは、Webサイトがスピっぽくないから笑

開催されているワークショップはスピ系が多いけど、サイトの感じが控えめで。

ご本人も「興味ない人に強要しないスタンス」なので、まったく繋がりがなかったけどお願いしてみました。

実際にお話してみると、話のネタの引き出しが多くて、色の意味が腑に落ちやすい!

「私って、こんな側面があったのか!」と気づきもたくさんあり、3か月に1回通って、自己理解を深めていきました。

ちなみに、このとき相談していたのは

  • 副店長しんどい
  • でも店長まで行きたい
  • 部下指導どうすればいいの

っていう、普通に仕事の話ですね笑

カラーセラピーが好きな理由は、外から”言葉”という刺激が与えられることで、自分の内側と対話するきっかけになるから。

その後、自分でサービスを提供する際に選んだのがTCカラーセラピーです。

持ち運びも便利で手軽なのに、深い自己認識につながる精度の高さがお気に入りで、今でも重宝しています。

個人的な気づきの報告記憶のブラックボックスにしまい込んだ心の傷を自覚する

MBTI認定ユーザー(現在は資格返上)

HSP/HSS型HSP気質の研究から発展して「そもそも気質ってなに?」と疑問をもち、性格タイプ論に興味が移っていきました。

そのなかでMBTIを知って

小さいころから知りたかったのはこれだ!

と認知の世界に魅了されて、日本MBTI協会認定ユーザーの資格を取得しました。(現在は返上しています)

MBTIはユングの心理学的タイプ論をベースに開発された自己理解メソッド。認知とは、人間の心を情報処理システムのように捉えて研究する分野です。

人が情報をどのように取り入れ、なにを基準に判断し、どう行動するのか。

理論ベースで分類することで、生まれ持った性質、心の成長プロセスを理解できるのが楽しい。

タイプ判別しやすい理論が好きで、自己・他者理解にとても役立ちました。

自分のタイプを探究するプロセスでは、セルフイメージの変容に混乱することがあります。

講師の方が「○○さんがお話されたエピソードから、こんな印象を受けました。」と、タイプの説明を絡めて丁寧にジャブを打ってくれるんですが。

私を含めた受講者は、無意識に整合性を取ろうとして、口調が強くなったり反発したくなったり。心がガンガン揺さぶられます。

そんな受講者の混乱にもどっしり構えて、優しく受けとめ、探求のサポートをしてくれた講師の方が本当にすごいと思いました。(ベテランの臨床心理士さんです)

エニアグラムワークショップ(C+F)

性格タイプ論を研究したくて、C+Fのエニアグラム月例ワークショップに1年間参加しました。

C+Fは、エニアグラムの第一人者であるリソ&ハドソンから直接学んだ、ティム・マクリーンさん、高岡よし子さん夫婦が主催されています。

おふたりに初めて会ったとき「違うタイプが協力して、お互いの得意なことを尊重しながら、ひとつのワークショップを運営できるんだ!」と衝撃でした。

当たり前のことだけど、タイプという前提をもって観察すると違った感動がありました。人生の大先輩ですが、とっても微笑ましいご夫婦です。

ティムさん、よし子さんが試行錯誤で開発されたワークが秀逸で、たくさんの気づきをもらいました。

私が自己開示をして感想を述べたり、質問するたびに、丁寧に話を聞いてくれて。

タイプは枠に押し込めるものではなく、すでに入ってる枠から出るために使う

というリソ&ハドソンの言葉とともに、自分のなかにある多様性を受け入れるきっかけにもなりました。

バイロン・ケイティ・ワークを教えてもらったのも月例ワークショップでした。

おふたりと過ごした1年があったからこそ、私は心を取り戻したと思っています。

ナラティヴ・セラピー(NPACC)

性格タイプ論の研究と並行して、カウンセリングスキル向上のために、NPACCでナラティヴ・セラピーのトレーニングを1年間受講しました。

ナラティヴ・セラピーとは

オーストラリア人のマイケル・ホワイトとニュージーランド人のディヴィッド・エプストンという、2人のセラピストの貢献を中心に形作られた治療的枠組みのことです。

これは、精神医学や心理学の疾患名や障害名、分類のような見方から人を理解するのではなく

すべての人には自分の人生を生き抜いていくことができる資質、能力、可能性があるのだと考え、会話を通してそのような可能性を探っていくアプローチです。

NPACC

ナラティヴ・セラピーに辿り着いたのは、同じHSS型HSP気質の小川さんに取材させていただいた経験。

”自分の人生を振り返って語る”という行為そのものにセラピー効果があるのでは?

と感じていたのです。

さらに、この時期は

自分自身の経験と、相談を受けてきた経験から

  • (自分を含めて)だれかを犯人扱いすること
  • 心を病気と捉えること
  • その病気の原因を外科手術のように取り除こうとすること
  • 個人の内面に「問題がある」と”問題探し”をすること

こうした価値観に触れるのがしんどくなって、カウンセリングのスタイルを模索していました。

(そうじゃない!と主張したくなる自分がいるんです…)

病気に逃げたり、言い訳にしているつもりもなく、むしろ手放すために努力していました。

だけど、その行為の根底にあったのは「この問題を解決すれば幸せになれる」という考えです。

病気じゃなく、もって生まれた性質だから、無理して消そうとしなくていい。

だけど、いまある現実的な問題をゼロにすれば、その後の人生は一生安泰くらいに思ってた。

病名という個性を消したくて、すべて手放した先に待っていたのは。

シンプルに「わたし」という個性でした。

個性を消して普通になりたかった私が、個性を消した先で見たものとは

いろいろ探していたとき、NPACCからあなたへの手紙を読んで「なんて優しくてあたたかい世界なんだろう……」と涙して、門を叩きました。

NPACCのワークショップでは、あらゆる対人支援の専門家さんが集まっていて。

受容的な空気に包まれながら、カウンセリングスキルを磨きつつ、ワンネス体験もしました(どゆこと!?笑)

好きな言葉

現実は想像よりも優しい

バイロン・ケイティさんの言葉です。

エニアグラムのワークショップでティムさんから「現実を信頼する」と言われたのも、とても心に残っています。

当時の私は、頭のなかに住む自分を外の世界に出すのが怖くて。外の世界で人と関わるのも怖かったんです。

そんなことにも気づかないくらい、無自覚に心を閉ざして、傷つかないよう自分を守るのに必死でした。

ケイティさん、ティムさんの言葉を何度も唱えて。

いまでは「現実は想像よりも優しかった」とたくさん経験できるようになりました。

ケイティさんの動画は、こちらが好きです↓

手前の女性がケイティさん

意見は言葉にしてから作られる

こちらはナラティヴ・セラピーの格言です。

私たちは、いつもセリフを読むように、確固たる意見をもって発語するのではなく。くり返し言葉にすることで意見が作られるのです。

「なんで、こんなこと喋っているのか自分でもわからない」

「当てはめる言葉が見当たらない」

そう感じることもありますよね。

ともすると語られなかったストーリーが認証される場であること。

私はナラティヴの精神が大好きです。

人が問題ではない「問題」が問題なのだ

こちらもナラティヴ・セラピーの格言です。

ナラティヴ・セラピーでは、徹底的に外在化します。外在化とは、問題を人の内面から切り離すこと。

「どうして遅刻したの?」という質問は、「遅刻の原因はあなたにある」という内在化のメッセージです。

これを外在化すると「なにが、あなたの到着を拒んだの?」といったように、遅刻した人はさまざまな影響を受けている前提に立った質問になります。

ワークショップで教えてもらったWHOの”黒い犬”という動画。”うつ”を外在化し、最終的には上手く付き合っていく。

こちらは日本語訳してくれた方の動画です

ちょっと専門的な話になりましたが汗

犯人探しをするのではなく、人の価値観や態度は、さまざまな影響を受けて成立していることを忘れずに。

その方の歩んできた人生を大切にしたいと思っています。

今回は勉強の記録をご紹介しました。

ほかにも単発のカウンセリングやセッションを受けたり、大学のカリキュラムを履修したり。なんだかんだ血肉となっています。

いろいろ手を付けているようで、本質的に吸収したい部分は一緒。

人の生まれ持った性質を研究して活かす方法が知りたい

それだけです!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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