こんにちは、モモ(momohsphss)です。
今日は年に何回か訪れる“ご褒美タイム”の話です!
ご褒美タイムとは
- これまでの苦労が報われたと感じる瞬間
- やってて良かったと心震える瞬間
- 諦めなくて良かったと自分を褒めてあげられる瞬間
こんな感じで、悪戦苦闘しながら進んできたことが「間違ってなかった」「ここに繋がっていた」と感じられる時間のことです。
そんなご褒美タイムを届けてくれたのがnozomiさんです。
もうね、この記事読んでボロ泣きだよ
nozomiさんと初めて会ったとき、ほんとに張り詰めた雰囲気でガチガチに緊張して、会話もままならないほど。
一緒に1分瞑想をして、とにかく言葉にして吐き出すことから始めていきました。
それから何度か会うたびに、キラキラした笑顔が見られるようになって。そんな姿を見るのが嬉しくて、影ながらブログの更新を楽しみにしていたんですね。
なんだろ。。。
お話聞いてるとね、まるで自分を見ているようで。
nozomiさんの記事を読みながら、過去の自分に「ここまで進んできてくれてありがとう」って気持ちになったんですよね。
私もいろんな病名がついたり、生活ができなくなったりして、苦しい状況から抜け出したくてブログで実況中継していたんです。
いまは状況が変わって影響が大きくなったので、いろんなこと考慮して消しちゃったけどね。
活動の原点は、弱さや悩みをさらけ出して同じ気質の人とつながったこと。摂食障害克服奮闘記とか、親への気持ちとか、ぜんぶブログに書いてました。
「この人にだけは言いたくないわ」って人に話す
nozomiさんのブログを読んでいると、当時の自分を思い出すの。
治療を拒んでいた状態から当事者意識が芽生えて、「ちゃんと向き合う!」って決めて。
恥ずかしくてもカッコ悪くても、自分をさらけ出して。
じつは、こんな気持ちだった
こんな風にしたかった
でも上手くできなかった
何もわからなくなった
って、いちばん身近な人、いちばん大切にしたい人、いちばんカッコつけたい人に打ち明ける。
両親、パートナー、親友、上司、同僚。
「この人にだけはカッコ悪いとこ見せたくないわ」って人に
助けて
無理
できない
って言う。
自信のつけ方
事実からかけ離れた”なりたい自分”を一旦、手放して。
目の前の事実を受け入れて、「どれだけ存在を否定しても、これが実際のわたしなんだ」って”等身大の自分”を認めて。
カッコ悪い自分のままで
いまの「こんなもん」の自分のままで
いまの自分レベルで
できること・やりたいことを考えて
だれに言われたわけじゃないけど。だれの役に立つかわからないけど。どんな結果になるかわからないけど。
それでも「やる!」って自分と約束して地道な積み重ねをコツコツ続ける。
(これを決断、決心、覚悟と言います)
今日の1歩は、すごく小さいかもしれない。1歩進んで2歩下がる。そんなくり返しかもしれない。
続けたからって何になるかもわからない。
それでも「内側から聞こえてきた小さな本音を大事にするんだ」って、決めたことを続ける。
そうすると、ある日
うわーーーー!
やってて良かった!
わたしの努力はここに繋がっていたんだ!!
あのとき決断してくれてありがとう!
諦めずに進んでくれてありがとう!
自分で選んだ道を進んで、ちゃんと結果が出るんだ!
って、ご褒美タイムがやってきて、どんどん自分との絆が深まるんです。これを人は自信と呼びます。成功体験と呼ぶ人もいます。
先生から、よくがんばりましたねという
心療内科卒業に際して思うこと
お言葉をいただいた時、わたしは胸を張って、
「はい!がんばりました!!」と言えました。
こうやって、堂々と「わたしがんばった!」と言えるようになる。
自信がついても悩むし落ち込むし傷つく
ご褒美タイムを何度も経験すると
- 自分の力で人生を切り開けるんだ
- 失敗して落ち込んでも、私なら大丈夫
- 自分にできることをやりながら、困ったら人に助けてもらえばいい
こうした自己効力感につながって、人生全体に安定感が増して、次々に目標を実現できるようになり、ステージアップも加速していくのです。
それでね
ステージアップして見える景色は、nozomiさんが言うように地続きなんですよね。
うつを治した後は、うつになる前の世界があるのではなくて、
うつになった後の世界が地続きになっているだけ。
それでいいって今なら思える。
心療内科卒業に際して思うこと
私もね、生きづらさ克服に着手した初期のころ、「いまある問題を解決すれば、その後一切悩まず、落ち込まない人生が来る」って想像していたんです。
でも違った。
「この問題を解決すれば幸せになれる」という考えに縛られている限り、問題ばかり起こる人生になります。
なぜなら
幸せになる=問題を解決する
という方程式なり、幸せと問題がセットになっているから。問題が起こらないと幸せになれない。
- 問題があるけど付き合い方が変わる
- 問題が問題だと感じなくなる
- 問題が穏やかになる
- 問題があるままで幸せになる
という選択肢を見落としてしまうんです。
生きている限り、悩むし落ち込むし、傷つく。
人間には成長欲求という本能があるので、ひとつ課題をクリアすると欲求が満たされて、つぎの課題への欲求が生まれます。
だけども、悩む内容が変わります。同じテーマであっても、悩みの”質”が変わります。
私の場合、この事実に気づいてから、出てきた症状を消す西洋医学的な考え方よりも。
全体を捉えて根本的なところから、ライフスタイルそのものを底上げしていく、東洋思想が好きになりました。
起きたできごとの「意味」は自分が決めていい
問題を外科手術のように取り除くのではなく、人生全体で起こる課題のひとつと捉えて、長い目で見て克服できるようにサポートする。
そんなスタイルのセッションを模索していたとき出会ったのが、マイケル・ホワイト、ディヴィッド・エプストンという2人のセラピストによって開発されたナラティヴ・セラピーです。
ナラティヴ・セラピーを学ぶために参加したNPACCの研修で、WHOが作成した”黒い犬”の動画を教えてもらいました。
ポイントはここ↓
黒い犬に感謝しているとは言えないけど、いい教師だったと思う。
黒い犬のおかげで人生を再評価できたし、生きやすいものにしてくれた。
黒い犬
人生の問題は、学校の勉強のように決まった答えはありません。
なにが問題かも自分が決めます。そして、問題の終了も自分で決められるんですね。
だからこそ。
起こるできごとの「意味」も自分で決めていいんです。
あなたにとって、そのできごとは、どんな意味がありますか?
あなたの人生に、その”問題”や”悩み”は、どんな意味をもたらしていますか?
あなたは、その”問題”や”悩み”から、なにを学びましたか?
よかったら、じっくり時間を取ってノートに書き出してみてくださいね。
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