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普通になりたくて「いらない」と思った能力の使い道

こんにちは、モモ(momohsphss)です。

4月にがっつりブログの整理をして、「いまのエネルギーと合わなくなったな」と思った過去記事は大幅に削除したのですが……

時間が経ってから読み返すと、とても愛おしく感じられるようになったので、再掲します!

気質が腹落ちして

ダメだと思ってる部分もムリして改善しなくていいんだ!

と気づいてから。

少しずつ、ときには大きく。変化をくり返してここまで来ました。いま悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

今回は2017年7月の記事を再掲です

「いい子だね」と言われることが絶対的な価値だった

私は幼稚園のころから、周りが何を欲しているのか察知して、期待通りに行動してきました。

「すごいね、いい子だね」と言われることが絶対的な存在価値だったんです。

高校1年生のとき家族がギクシャクし、部活も勉強も上手くいかなくなり、部屋に引きこもりがちになりました。

学校の教室は閉鎖的で苦しく、耐えられなくて床に座り込み、そのまま飛び出すこともありました。

友達が普通に恋愛したり、勉強したりしているのを「何か違う」と心の底で感じていたのだと思います。

藁をもすがる思いで病院に行くと”適応障害”と診断され、その後4年間通院しながら投薬治療を受けましたが、しっくり来ない自分がいました。

この先生は、本当の私をわかっていない

と、なんとなく思って。

話を聞いてくれるけど心の底で理解してるわけじゃない、と感じ取っていたのだと思います。

副作用で体は重く、だるくて。「薬がなくなったら何もできない人間になる」という不安にも襲われました。

それでも当時は、病院に通う以外の解決方法がわかりませんでした。

普通になろう、普通になろう

大学では心理学科に進み、友達にも恵まれて回復しました。2年生で通院も終わり、楽しい学生生活でした。

ですが社会人になり、他の人とは違う自分に気づかされる瞬間がたくさんありました。

社会では、自分の考えを発言すると

「若いのにしっかりしてるね」

「珍しいこと言うね」

「変わってるね」

と言われることが多く。

これらの言葉は

「変なやつ」

「理解できない」

「そんなこと、なんで気にするの?」

と言われてるようで、どこにも居場所がないと思いました。

普通になろう、普通になろう。

と、自分の意見をそのまま伝えるのを避けてきました。

変わる必要なんてない、そのままでいい

ずっと「変わる必要なんてない、そのままでいい。」そう言って欲しかったんだと思います。

HSS型HSPのブログを見つけて、100年の眠りから覚めたような気持ちになりました!!記事を読みながら、「そうなの!!わかる!!」と何度も叫んでしまいました。

ずっといらない能力と思っていた自分の気質が誰かの役に立つかもしれないと気づき、心に光が射した気分です。

同じことを考えてる人、理解してくれる人の存在が、こんなに心の支えになるんだ!とわかりました。

この記事を読んでくれた人へ

いま苦しくて、どうしようもなく不安かもしれない。先が見えず、自信もなくて、周りの人みんながキラキラして別世界のように感じるかもしれない。

怖いよね、しんどいよね。

たくさんがんばったのに、目指すところに到達できず、心が折れて。生きる気力も失ったこと、何度もあるんじゃないかな。

あなたの努力、流した涙、諦めきれない想い。必ず報われる日が来るから。振り返って「なんだ……人生捨てたもんじゃないな」って、フッと笑えるようになるよ。

だって、このブログに辿り着けたんだから。

自分のペースで、1歩ずつ。進んでいけばいいんだよ。

ー 2024年10月のモモより ー

この記事を書いた人

心理セラピスト/チャネラー/エンジェルメッセンジャー/HSS型HSP
16歳で適応障害になったことをきっかけに大学で心理学を専攻。対話を軸にしたアプローチが得意で「なぜか自分責めが減る」という声をよくいただく。フワフワした雰囲気と鋭い分析のギャップが人気。同じ気質の夫とふたり暮らし。
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