褒め言葉をプレッシャーに感じて思わず否定したくなるときは

こんにちは、モモ(momohsphss)です。

今日は、ずーっと感じていた違和感の正体に気づいたのでシェアです^^

(現時点での気づきなので、時間の経過とともに新たな見解が出てくるかもです)

あのね

お客様と話していて、悲しくなるときがあるんですよ。

語彙力が足りないのかな

説明の仕方が間違ってるのかな

信頼関係築けてないのかな

的外れなことしているのかな

そんな風に感じて、どうにか受け取ってほしくて、いろんな角度から手を尽くしたくなる。

それでも一向に届く気配がなくて

あぁ……

いまはタイミングじゃないんだな

って、差し出した手を引っ込める。悲しくて、やりきれない気持ちになる。

会話が一方通行な感じ、なんだろうなぁ?

私はそんな風に感じていて、このまえ急に「褒め言葉を否定されるから、悲しい気持ちになったんだ!」って自覚しました。

私もね、心がガチガチに冷えていたときは、褒められても全力で否定していたので。

当時を振り返って、「こんな気持ちにさせてたのか!!」って気づいたんですよ。

褒め言葉がプレッシャーになるのは責任感の強い人

褒められるとプレッシャーに感じて、重荷になることありませんか?

私のこと何も知らないくせに。自分に都合の良いように評価してるんでしょ。本当の私は、そんな人間じゃない。

なーんて、突っぱねたくなっちゃう。

で、突っぱねた自分の性格の悪さに、またウンザリする。

かわいく「ありがとうございます♡」とか言えればいいけど、ぜっったいムリ!!!

じつはですね

褒め言葉を上手に受け取れない人は、責任感が強くて、真面目ながんばり屋さんです。

責任感が強い・真面目と言われると「つまらないヤツ」というイメージが浮かんで、これまた否定したくなるかもですが(笑)

周りからの信頼が厚い人でもあるんですよ。

私は当時ですね、人に褒められると、こんな思考になっていました。

  • 褒められた部分”しか”出しちゃいけない
  • 認められているのは、褒められたところ”だけ”
  • 褒められたときの自分を”ずっと”維持しなきゃ

うーん、なんとも極端な白黒思考ですね(汗)

褒められると、その部分しか出しちゃいけないように感じて。「それ以外の私は存在したらダメなの?泣」なんて条件反射で心が叫ぶんですね。

さらに、こんな気持ちが隠れていました。

  • 期待を裏切って人が離れていく”不安”
  • 失望させて嫌な気持ちにさせる”恐怖”

なのでね、褒められれば、褒められるほど。不安・恐怖が刺激されて、苦しくなるんですよねぇ……

さらにさらに!

  • 手放しで喜んだら「調子乗ってる」と思われるぞ
  • 本気にしたら弱みにつけ込まれて利用される

そんな不信感・猜疑心もありまして(^-^;

全力で否定したうえで、卑屈な言葉ばかり、自分にかけていました。(呪いの口癖ですね~)

こうした心理パターンの背景にあったのは

  • 言われたことは、ちゃんとやらなきゃ
  • ガッカリさせたくない

という、責任感。

抱えきれないくらい大きくなりすぎて、自分を圧迫して苦しめていたんですね。

褒め言葉とは評価というより感性

全力で褒め言葉を否定してきたけど。自分で自分を褒める練習をしたら、相手の言葉も受け取れるようになりました。

いまでは、カウンセリング・コンサルで

  • 本質的な魅力
  • 素晴らしいところ
  • 生まれもった才能
  • 得意なこと
  • 自然に発揮できる能力

こうしたお話をよくします。

それでね、褒め言葉を渡す立場になって気づいたのは、評価というより感性なんですよね。

「あなたのココが魅力的に感じるよ。」

「あなたのココが良いよね。」

っていう、感性。感想。

○×の評価だと思うと

100点満点中、何点ですか!?

今回は80点ですか!?

合格ラインは何点ですか!?

赤点だけは絶対イヤ!

最低でも平均以上!

なんて自己・他者評価として苦しくなっちゃうけど。

お花を見てキレイだと感じる

車に乗って便利だと感じる

みたいな。

  • 笑顔がステキだね
  • 場を仕切るのうまいよね
  • いるだけで癒されるね
  • よく考えて動く人だね

っていう感想。

褒め言葉を否定されると感性を否定された気持ちになる

いま重たい責任感を抱えている人は、すぐに腑に落ちなくて大丈夫ですよ。

どうしてもね

なにを言われてもプレッシャーに感じるときって、ありますから。

少し心に余裕が出てきたとき、「褒め言葉を言う人って、こんな気持ちなのか~」と思い出してもらえたらなぁ……というテンションで伝えていますよ。

良いところを褒めるとね

そんなことないです!

絶対ウソです!

(それはイヤだ!の心の声含む)

ってね、全力で受け取り拒否して、返却されちゃうこと、あるんですよ。

照れ隠しか、不安からの拒絶か。同じ言葉を使っていても、どちらの反応か、わかりますよ。

不安からの拒絶の場合。

どれだけ自分を否定して、がんばってきたんだろう……

大きな責任と戦ってきたのかな……

どこかで優しさを踏みにじられてしまったのかな……

もう、心を開かないぞ

そんな風に気を張らないと、ぐちゃぐちゃに壊れちゃいそうで怖いよね

なんてね、想像して胸がキュッと締め付けられる想いです。

たぶん「モモちゃんだから、全然良いと思ってなくても、大げさに言ってるんだ」なんてね、立場を考えてくれてるのかもしれない。

いや、ちょっと待って!?!?

誇張したところで、私のメリットってなに!?

わざわざウソを並べて、ただ気持ちよくさせるセッションをして、何になる!?

そうでもしないと見つからないくらい、良いところがない人ばかり来るような場所かしら!?

自慢じゃないけど、人間観察は得意ですよ(*^^*)

「相手の感性を肯定する」という愛し方を選んでみよう

偉そうに言ってるけど、この話は、褒め言葉を盛大に否定していた私の学びです。

褒め言葉を受け取るって、「相手の感性を肯定する」という愛し方なんだなぁ……と思ったの。

だって

受け取ってもらえると嬉しいから!

伝えて良かったと思えるから!

気持ちが届いた喜びを感じられるから!

だからね、一旦、騙されたと思って。笑

そうやって感じられる、あなたの視点もステキですね。ありがとうございます。

って、肯定することで、相手を思いやる方法もトライしてみてほしいんです。

ただ、あなたが受け取るだけで、相手に喜びを与えられるってことを体感してほしい。

もちろん、まったく的外れなこと言われて不愉快になったら、否定して自分を守ってくださいね。

(あれ?私も的外れなこと言ってるのかな?不安になってきた……)

ずーっと褒められた自分をキープしなきゃ

なんて、ハードル上げなくて大丈夫だから

受け取るだけ受け取って、そのあと、どうするかは別問題です♪

この記事を書いた人

心理セラピスト/チャネラー/エンジェルメッセンジャー/HSS型HSP
16歳で適応障害になったことをきっかけに大学で心理学を専攻。対話を軸にしたアプローチが得意で「なぜか自分責めが減る」という声をよくいただく。フワフワした雰囲気と鋭い分析のギャップが人気。同じ気質の夫とふたり暮らし。
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