最近ジャニーズ事務所のタレントさんたちが何かと話題ですね。
元ジャニオタ(ガチ勢)の私は、地元の友達の近況報告を聞いているような感じで、懐かしいんだり寂しくなったり、色々ですが。
元NEWSの手越くんを改めて見ていて、彼のスーパーポジティブなキャラを解説したいなと思いました。
楽天家と能天気の違い
今ネットニュースでよく見る手越くんの記事は、
- どれだけ叩かれても気にしない
- わが道を行く
- どんな問題も前向きに捉えている
みたいな雰囲気で書かれていますよね。
これだけ見ると、悩んだり落ち込むことなく、どんな困難にも笑顔でホイホイって身軽に乗り越えていくイメージを受けますが。
彼は楽天家であって、能天気じゃないんですよね。
自分の置かれた状況を深く考察して、現実的にどう対処するか真面目に考えて、義理人情を大切にしながら大きな決断をする。
これって、問題を問題として見れない能天気な人にはできないです。
影響力の限界を知っている
楽天家の【楽天】とは、辞書では次のように出てきます。
自分の境遇を天の与えたものとして受け入れ、くよくよしないで人生を楽観すること。
goo国語辞書
ポジティブな姿勢とは、自分の影響力の限界を受け入れて、物事の良い面を探すこと。
どれだけ悩んでも、どうにもできない問題もある。手越くんの場合は、それが巨大なジャニーズ事務所だったのでしょう。
能天気に「いつか誰かが何とかしてくれる」と無戦略で人生の大きな決断をしたわけではないのです。記者会見のやり取りを見ていて、私はそう感じました。
ポジティブな人も落ち込む

手越くんだけでなく、オリンピック選手や経営者など、圧倒的な成果を出す人って、いつも前向きでエネルギッシュで、確固とした軸を持っている感じでカッコいいですよね。
でも、人間である限り「1年365日落ち込まない」という人はいません。不安にならない人もいません。
彼らは落ち込まないのではなく回復が早いのです。
困難を経験したからこそ
私の記憶では、手越くんってデビューから数年は今みたいなキャラじゃなかったんですよ。現役オタクを退いてしばらくして、何気なくテレビを見たら、いつの間にかスーパーポジティブなチャラ男になってた。笑
ここ数年の彼の言動を見ていて、NEWSとして様々な困難を経験してきたからこそ、元々持っていた人懐っこさや外向性が強化されたのかなと感じました。
NEWSがデビューしたとき、「あいつ誰?」「贔屓されてんじゃん?」みたいなファンの目があったんです。
デビュー前からバリバリ活躍して知名度もあるエリート先輩のグループに、ポンと無名の新人が入ってくるわけですから。好奇の目に耐える時期があったんですね。
さらに、デビュー後は次々とメンバーが抜けてトラブル続き。決して、彼のアイドル人生は順風満帆ではないのです。
こうした数々の困難を乗り越えてきたからこそ、自分の境遇を天の与えたものとして受け入れ、くよくよしないで人生を楽観する楽天家の一面が強まったのではないでしょうか。
物事の見方は習慣で変えられる
ポジティブな人は悩まないのではなく、気持ちの切り替え方を熟知している人です。
思考は習慣なので、「どうしたら状況を前向きに捉えられるか?」という訓練を積むことで、素早く切り替えられるようになります。
ネットニュースのインタビューからも、手越くんは色々なことを受け止め、悩みながらも前を向こうと意識しているのが伝わってきますね。
この2か月間、個人で活動していろいろなことを考えました。ジャニーズもメンバーも好きなまま辞めたので、最初は18年間お世話になった事務所への思いを断ち切ることはできませんでした。
でも時間がたつにつれて、独立したのに後ろばかり振り向くのはNEWSや僕についてきてくれたファンに失礼なので、気持ちを切り替えたんです
Yahooニュース 手越祐也がNEWSへの未練をきっぱり否定、独立後の「意外な心境」
人間の脳は、危険や不安を優先的に感じるようプログラミングされています。
そのプログラムを書き換えて、物事のプラス面を見るようになるには、「ポジティブに考えたから、いい結果になった」という成功体験があると強化されやすいんですね。
問題にぶつかったときは、前向きな考えをしたあと、些細なことでも「ほら、いいことあった!」と自分の考えを肯定してあげると効果的ですよ。
困難を乗り越えたからこそ
手越くんが今回独立したのも、自分にウソをつきたくないという理由がありました。
自分がやりたい仕事をすぐ実現できるスピード感と充実感があります。また独立したことで、より自分にウソをつかず、等身大の姿を見せられるようになったと思います。
Yahooニュース 手越祐也がNEWSへの未練をきっぱり否定、独立後の「意外な心境」
本音をぶつけて話し合い、感情の交流を図って絆を結び、仲間と切磋琢磨したい願望があるのかなぁと感じました。
手越くんがデビューした時期は、既に先輩たちがジュニアの黄金期という実績を作っていて、その知名度に合わせてグループも飛躍しました。
既存の仕組みのなかで活動した経験から、おそらく彼にはグループの強みや弱みも、全体的に見えていたのでしょう。だから、メンバーが減ったとき求心力になったんですね。
アイドルとして決して順風満帆というわけじゃなく、困難を乗り越えたからこそ、ポジティブな姿勢が大切だという信念が強まったのではないでしょうか。
今後はスピード感と等身大の姿で、さらにファンを楽しませてくれそうですね!