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HSPHSSの適職探しと才能開花の方法とは?心理カウンセラー時田ひさ子さんインタビュー

こんにちは、ももか(@momohsphss)です。

HSPの適職は本やネットにたくさん載っていますが、どれも現実的には感じられないのが正直なところ。

「HSPやHSSが適職を見つけるにはどうしらいいの?」と疑問に思ったので、時田さんに対談をお願いしたら、快諾していただきました!

早速、八王子にお邪魔してがっつり2時間お話を伺いました。

現役で能力を活かしているHSS型HSPとして、ご自身のキャリアについても教えてもらったので、独立を考えている人も参考になりますよ。

時田ひさ子さんってどんな人?

東京の八王子でHSP/HSSの研究をしている心理カウンセラーさんです。(ご自身もHSS型HSP)

早稲田大学で心理学を専攻し、【好奇心旺盛で行動的なのに繊細で感動屋の複雑な性格を紐解き、もともと持っている能力を発揮させる研究家】として、多くのHSS型HSPをカウンセリングしています。

HSPHSS才能開花の鍵は「トラウマ」

ももか:一筋縄ではいかない問題を抱えたHSPHSSが、適職を見つけ才能を開花させるには、どうしたら良いのでしょうか?

時田:漠然と「仕事で悩んでいる」といっても、人それぞれ何に悩んでいるかは違います。過去のトラウマから悩みをすり替えている可能性もあるので。

仕事が選べない理由も、仕事がうまく行かない理由も、本人の強烈な思い込みから来ています。一度そう思い込むと、簡単には手放せないので、一般の人たちより生きづらいと見ています。

私の見解は、トラウマをうまく解放して、過去の自分の実態からくる『恥ずかしさ』『後悔の念』に現在の自分が囚われないことが、仕事に限らず生きやすさ全てに影響すると見ています。

HSPHSSといっても多種多様です。仕事ですごい成果を挙げている方もいれば、管理職の方も、管理職から降ろされてしまった方も、派遣社員で実力発揮している方も、アルバイトをやめ続けている方もいらっしゃいます。

仕事の出来るできないに関わらず、だいたい共通しているのは、周囲の人たちとの人間関係の困難さです。そして困難さの根源はトラウマです。

トラウマになった経験は、本人は無意識にしまいこんで、経験したことすら思い出せません。そして、最善の選択をしているつもりでも、本当にやりたいことは巧妙に避けています。

 

ももか:過去のトラウマを解消したうえで、理想の働き方が実現するようにフォローされているんですね。

時田:メンタルのことを扱っているだけでは、生きやすくはならないんです。社会との関わりの中で生まれた生きづらさを、一人でどこかに閉じこもって無くすことはできないんですね。

自分でトラウマだと自覚できるものは、大抵トラウマではないんです。本当のトラウマは「上手くいかない理由はココですよね?」と尋ねても、最初は全く腑に落ちないくらい想像を超えたものなんです。

先日は「今電車の中です。目の前の人に、『そこに立つな』と思われてる気がする。」という連絡が来ました。些細なことが、ずっと気にしてしまう人たちですから、1度のセッションで根本的な解決は難しいんです。

相手がこの人(時田さん)なら相談できると思ってくれて、私も「この人なら心から手助けできるだろう」という人だけ、本流講座をご案内します。

[補足1]本人がしっくりこない部分が本当のトラウマ

時田さんは、クライアントさんが腑に落ちないことこそ、しつこく深掘りするそうです。本人はしっくりこない部分が生きづらさ解消のポイントだからですね。

大きなトラウマほど思い出さないように無意識の中に隠れて、本人は気付きません。

HSPとHSSで変わるアプローチ

ももか:HSPとHSSでは、トラウマになる経験や悩みも違いますよね。

時田:HSPにも本当に色んなタイプがいるんですよ。大きく分けると、ギフテッド系の人とそうじゃない人。ギフテッドの人は自分でどんどん工夫して行動するし、そうじゃない人は行動するまで時間がかかる。一人ひとりの特徴に合わせてサポートしています。

HSP非HSSとHSS型HSPの違いは、会話のスピードです。話の内容がとっ散らかって次々に色んな話題が出てくるのはHSS。展開が早いんですよ。

HSSの大きな特徴は衝動性にあります。思いついたことを、いつまでも温めておくことが苦手だし、失敗や叱責も恐れません。HSSはやりすぎるし、HSPは慎重すぎる。だから、セッションでは苦手な部分をサポートするようにしています。

[補足2]ギフテッドとは

ギフテッドとは、生まれつき高度な知能を持った人のこと。日本では馴染みのない言葉ですが、海外では専門の学校も存在します。

繊細でとても敏感なHSP気質で、さらにギフテッドの特徴がある人は、一般的なカウンセリングでは思うような効果が得られないので、専門的なサポートが必要です。

時田さんが起業したきっかけ

ももか:時田さんのキャリアについても教えてください。なぜ起業しようと思ったんですか?

時田:出産前は予想もしていませんでしたが、子どものそばにいたいと思ったから。会社に往復3時間かけて通勤するよりも、地元で稼ぎたいと思いました。

産休育休のタイミングでビジネスの勉強をしました。育休明けに復帰できる保険があったことと、30代は体力があったので、今よりも多く行動できたんです。

具体的には、既に方法が確立されていて参入しやすいので、フランチャイズの情報を集めました。あまり規模が大きくなければマニュアルも厳しくないですし、そういう条件で様々なお店に見学に行きました。

パン屋さんとか色んなお店を見た中で、子育てしているお母さんには興味を持てるなと思ったので、子供服のリサイクルショップを始めました。

 

時田:HSPを知る前は「天職さえわかれば仕事に打ち込めるのになー」と独りよがりなことを考えていました。 32歳のときに自営業を始めて、【商い=飽きない】だと聞いていたのに飽きたことに絶望していました。

楽しいと思った仕事も5年やると飽きることを証明してしまったので、このまま5年スパンで仕事を変えつづけるのかと考えて、不安になっていました。

物売りは飽きるし、どうすれば売れるかもわかるから、つまらないんですよ。お店を始めた当初は、会社員に戻りたいと思ってました。

会社では、やりたいことがあった時に資金や人が用意されていて、あとは自分の裁量でできますから。小さいお店は資金を集めるのも大変だし、変化が少ないので。

HSPHSSカウンセラーへ

ももか:そのころ、子育てにも悩み始めて、心理学に興味を持ち始めたんですね!解決できない問題は、HSS型HSPにとって美味しすぎる刺激です~笑

ブログを読ませていただいて、お子さんと心を通わせる方法を探して、アドラー心理学の勉強を始め、マインドブロックバスターとして活動されたと。

時田:カウンセラーの中にも「この人、私の話を理解していないな」と思う人が結構いることに気づいたんです。それで、自分もやってみようと思って、マインドブロックバスター講座を受けました。

やってみると「これはできるな」という感覚があったんです。それでお店で少しずつやっていると、ビジネスとしていける確信になり、カウンセリングをスタートさせました。

マインドブロックバスターとは、片手に軽く触れるだけで、心のブロックを解除できるセラピー技法。2010年に開発された新しい技法で、霊的な能力がない人でも実施できる。

[補足3]子育ての悩みから

お子さんと心を通わせる方法に悩んでいた時田さんは、マインドブロックバスターなどを通して、ご自身の過去のトラウマにも向き合い続けたが、カウンセラーが本心で理解していないことに違和感を持ったそう。

起業だけでなく、新しい事業のスタートも、子育てがきっかけだったのですね!

マインドブロックバスターとしてカウンセリングをしていく中で、自分とぴったり合う人の共通点を探し【HSP】に辿り着いたそうです。

HSS型HSP時田さんの仕事術

ももか:時田さんはHSS型HSPですが、子育て、不動産経営、小学校のPTA活動など、パワフルな印象です!

複数のタスクをこなすにあたり、スケジュール管理はどう工夫しているのでしょうか?

時田:複数の仕事を継続するにあたって心がけていることは、スケジュールをキツキツにしすぎない事です。キツキツになると、好きでやっていることを被害者のようになるのがわかっているので、自分に言い訳させないためです。

 

ももか:スケジュールに余裕を持たせて、ダウンタイムをうまく投入されているんですね。

では、自分がHSS型HSPだと知った状態で、仕事に悩んでいた時期に戻ったら、どうすると思いますか?

時田:今再び仕事に迷っていた時期に戻っても、同じようにやると思います。32歳で独立して、やりつくしたらやめる。

そのとき、自分には興味が別にあることもわかっているので、興味のあることをやれる準備は忘れないよう、ぬかりなくいたいものですが、きっと好奇心に負けます。お金がなくてもやれるはずと、がむしゃらにやると思います。

[補足3]探求心には勝てない

結局新しいことを始めたい気持ちや、「どうなるんだろう?」という探究心には勝てないんですよね。

HSPHSS気質を言い訳にせず、どんな状況でもがむしゃらに突き進むことで見えるものがあるのだと思います!

適職探しに悩むHSPHSSへ

常に目の前の課題に真剣に取り組み、思いついたことを次々と形にしてきた時田さん。仕事が続かず悩んでいるHSPに対して、メッセージを送ってくれました。

メッセージ

やりたいことを見つけることと、仕事を継続することは繋がらないと思います。やりたいことを継続しているHSPでも、途中で変化させていますから。

転職を繰り返すHSPは、自分のやりたいことを直感的に選択する勇気を奪われた状態(心が枯渇している状態)です。

勇気を取り戻すために、自分を潤わすことが必要。

さらにHSPが仕事をしていくうえで必要な人間関係のスキルは、相手に好かれつつ自己主張する会話術です。

繊細で疲れやすいけど好奇心旺盛な人が、仕事もプライベートも充実させるには、自分のペースを尊重することが大事です。他人の目線で動かないこと。

  • 仕事をしていて不都合だと思う
  • 人間関係でうまくいかない
  • 家族関係がしっくりこない

…人生に起こる問題すべてにトラウマは関わっています。

仕事で才能を開花するには、実はシンプルに自分自身に立ち戻ることがスタートであり基本です。

ただ、30代では、がむしゃらにやってもいいと思います。それが財産になりますし、30代でやったことからその先が出てくるからですね。

[補足4]仕事は人生を豊かにする手段

私の疑問に対して真摯に答えてくれた時田さん。

わかったのは「仕事は人生を豊かにする手段にすぎない」ってこと。天職や適職に出会えるのは素敵ですが、1つに絞らなくてもいいんですよね!!

【好奇心を満たすことが目的で、実現の手段で仕事がある】という考えの方が、ずっと選択肢が広がる気がしました。

おまけ

ももか:HSPHSS研究家の仕事は飽きないですか?今後やりたいことも教えてください!

時田:今は特に夢はないなぁ…あ!80歳くらいになったら、沖縄とかで『占いのおばあちゃん』みたいなのやろうかな。

近所の人が「お客さんだよー!」って呼んだら、店の奥から「ハイハイ」って出てきて占いするみたいな。そういうの良くない?笑

 

HSPHSS研究家の仕事に対する情熱はまだまだ尽きそうにありませんね!

やりたいことをどう仕事にするか考える発想が持てると、すごく自由になれそうだと感じました。

時田さん、貴重なお話ありがとうございました!

 

時田さんのブログ▷好奇心旺盛で傷つきやすい繊細なあなたの能力を紐解き、覚醒させる方法

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