外向的なHSS、内向的なHSS、どちらにも属さない!?HSEと私の関係

【2021年3月追記】
この記事は、気質と性格の関係について研究を始めた初期のものです。現在は、複数の気質及びタイプ論、認知特性を絡めて個性を見ています。
MBTIの話が出ますが、ネットの無料診断は偽物です。後日、正式な診断を受けました⇒MBTI体験セッションで公式診断した感想!!
こんにちは、ももか(@momohsphss)です。
少数派な気質を表す言葉として、HSPやHSSは広く知られるようになりましたが。
HSE(外向的なHSP)もあると知って、逆によくわからなくなっていませんか?
私もその1人なので、解説しながら整理したいと思います。
HSP、HSS、HSE
HSP(HighlySensitivePerson)は人口の20%に存在し、体の内外から発生する刺激を受けやすいので、ストレスを感じやすくなります。
さらに、HSPの30%はHSS(HighSensationSeeking)です。
冒険心を持ち、スリルを求め、新しいことへの興味関心が高いので、刺激がない単調な世界がつまらなく感じます。
HSPやHSSは、持って生まれた(先天的な遺伝子による)気質なので、生きている中で消滅することはありません。
最近ではHSPHSS気質に加えて、『HSE』というワードが登場しました。
HSEとは、HighlySensitiveExtroversionの略で、とても繊細で外向的な人で、外側の世界への興味が強いHSPを指します。
外向的なHSP=HSE
HSEの提唱者である、ジャクリーンさんの解説記事では、
- 外向的なHSP=HSE
- 刺激を求めるHSP=HSS
となり、HSS型HSPは社交的で人と関わるのが好きなHSPだけじゃないと主張されたんですね。
HSPの認知度が高まり「HSS型HSPは社交的で人と積極的に関わるのが好き」という誤ったイメージで広まっていることが、ジャクリーンさんが『HSE』を提唱する理由だと思われます。
HSPの中では多数派な内向型は、書店に出回っているような解説書でスッキリしますが。
HSS型やHSE型は、広く出回っている情報では「わかるけど、何か違う気がする…」と違和感が残るのです。
HSPの4分類
全人口の20%に存在するHSPですが、さらに4つのタイプに分類されます。
この4タイプを分けるのは、次の3つの要素になります。
- 感覚処理感受性
- 新奇性・刺激追求
- 外界への関心
外界への関心が強ければ『外向型』弱ければ『内向型』となります。
この3つの要素を組み合わせて、HSPを4分類すると次のようになります。
- HSP非HSS非HSE(内向的なHSP)
- HSP非HSSHSE(外向的なHSP)
- HSPHSSHSE(外向的なHSS型HSP)
- HSPHSS非HSE(内向的なHSS型HSP)
それぞれのタイプの特徴は、こちらの記事で説明しています↓

ユング心理学のタイプ論「両向型」の存在
私は、HSEを知ったとき「私もこれだ!」と思ったんですね。説明でも当てはまる部分が多いのですが、いまいちシックリこない。
そこで、ジャクリーンさんがHSEを提唱するキッカケとなった、マイヤーズ・ブリックスタイプ指標(MBTI)を久しぶりにやってみました。
そしたら、内向型との診断が!!
ずっと、外向的で社交性もあると思っていたので。「私って、HSEじゃないの??社交性って何??」と、激しく混乱しました。
それで、色々考えて辿り着いた答えが、【ユングのタイプ論における「両向型」の存在】です。ユングが分類した内向型と外向型は、グレーゾーンも多いらしいです。
※日本MBTI協会は「ネットの無料診断は偽物」と言っています。
マイノリティを受け入れて生きていく
ジャクリーンさんは、HSS型HSPのほとんどがHSEと説明しています。
それで「私はHSEではないの…?ここでも少数派になるの…?」と、一気に不安になってしまったのです。
だけど、内向性と外向性はどちらか1つではないので、両向型の視点を持ったところ、とてもシックリきました。
きっと、同じように感じているHSS型HSPもいるんじゃないかな。
ここまで詳細に自分が見えてきて、やっと「少数派の変わり者でいいや。マイノリティで生きていこう」と思いました。
同じように悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

HSS型HSPにオススメの書籍
HSS型HSPの知識は、時田さんから教えてもらったことを参考にしています。
「かくれ繊細さん」は、少数派の内面を的確に表現されていて、自己理解を深めるのにオススメです。