HSSだと思っているHSPさんの「できない自分を責められる恐怖」

こんにちは、ももか(@momohsphss)です。
HSSだと思い込んでいるHSPさんは、できない自分を強く責めている印象があります。
そして、HSSのテキパキ動けるところだったり、ビシッと自己主張する姿に憧れていて、「あぁなりたい」と必死に努力している。
今回は、そんなHSP非HSSの話です。
できない自分を責められていると感じる
HSPさんは、見た目で『触れたら壊れそうな柔らかい雰囲気』を醸し出しています。小動物みたい♡
こんな言い方すると怒られそうですけど、仕事や日常生活でキャパがすぐいっぱいになるので、HSSや非HSPと同じように働けないんですね。
受信優位、受け取る、受け入れる、という感情や気を取り込むことが上手いので、集団の中にいてもマイルドな空気を醸し出して癒してくれるんです。
何か言われても(表面上は)穏やかに「うんうん(^-^)」と聞いてくれるので。
周りにいる人は、小さい子供を見るように、思わずちょっかいを出したくなるんですよね(^^;
いじられやすい。笑
あれこれ口出ししたくなるし、助けたくなっちゃう。色々やってあげたくなっちゃう。だって、一生懸命で健気で良い子だから。
ところが。
社会に馴染めず、人の感情の奥深くのエゴや見栄が透けて見えてしまうHSPは、相手の行為を
「私ができないヤツって言いたいから、いちいち手出ししてくるんでしょ!?」
と過大解釈してしまうんですね。
そうすると、自分ができないから責めているんだと感じちゃうんです(;O;)
確かに、自己満足でアドバイスをする人もいるし、実際に手際の悪さが目に付いて急かしてくる人もいます。
だけど、それも突き詰めると人間の持っている『優越感』という名の愛情だったりするんです。わかりづらいし、ありがた迷惑だけどね(´_ゝ`)チーン
好奇心旺盛だけど行動面でHSSとは違う
HSPさんが自分をHSSだと思うポイントとして、
- 好奇心旺盛
- 行動的
という特徴があります。
だけど、HSSから見ると『日常の範囲に収まっている好奇心』『助けてもらえる行動』だったりするんですよね。
(決して!責めているわけでも、バカにしているわけでもありません!)
HSSの好奇心や行動は、周りから理解されることが少ないですし。気になったことは、リスクの大小に関わらず全部体験したくなっちゃうし。
うっかり溺れて助けてーーーー!!と叫んでも、周りは冷静に「大変そうだね。でも○○ちゃんはできるから、なんとかなるでしょ!」みたいな空気出してきて、結局全部自分で尻ぬぐいして、今日もたくましさが増していく(;O;)
HSP気質はそもそも、知識欲という点で好奇心旺盛だし、空想が好きなので現実とはかけ離れた【マイワールド】の中で好奇心を満たしています。
HSPさんが行動するときは、好奇心の中から安全・確実・ちょっとのリスクの選択肢を見つけて、えい!っと飛び込みます。
この状態を【アクセルとブレーキ】と感じるんですね。
もしくは、慢性的なストレスから感情が爆発して、パニックを起こして暴走することもあります。
それでも、なんだかんだ家族や旦那さんや上司とかが、サラッと手助けしてくれて社会に適応できないながらも、何かしらに守られていたりするんですよね。
本人は、ものすごく生きづらさを感じているんですよ。決して、辛くない大したことないと言いたいわけではありません。
HSPさんの不満
普通に仕事ができないことで劣等感を持ち、できない自分を常に見張っているHSPさんは、テキパキ仕事して堂々としている(ように見える)HSSに憧れを持ってくれるんですよね。
私も、クライアントさんや友人のHSPさんが、スーパーマンを見るような眼差しを向けてくれます(^^;笑
HSPさんの話を聞いていると、心の中で次のような不満を抱えています。
- あの人は常識がないと思う
- 普通はあんなことしないでしょ?
- なんで、私がこんな目にあわなきゃいけないの?
- アドバイスくれたけど、絶対本心は私をバカにしている
- 私がやることを見張ってるけど、それはあの人が自分に自信がないからだ
相手が何かしてきたことに対して、自分の美学や信念、ルールが侵害されたという主張なんですね。
HSPは特に、自分の持っている美学や信念にそぐわない行動やアドバイスは、頑固に受け入れません。
そして、言葉で反撃しないけど、ずーっと根に持って相手の言動を見張って、自分の価値観が正しいことを証明する証拠集めを続けて、精神を消耗しちゃうんです(/_;)
HSSは体が勝手に動いちゃう
HSSは、あまり『ナメられた』と思って感情を揺さぶられることってないです。
確かに、「あのやり方は違うと思う」「あの行動は自分勝手だ」と感じることはあっても、仕事となると自分の感情を押し殺して、組織全体のために必要な行動を取らずにはいられないんです。
そういう、外れる人や輪を乱す人を手なずけることも許容範囲で、社交性を発揮してフォローしたり、仕事を肩代わりして3人分くらいの量をこなしたりできちゃうんですね。
動きたくなくても体が勝手に動いちゃうし、逆に動かないと不完全燃焼でメンタル病みます。
本音を飲み込み、感情を抑えるのはHSPさんと一緒なので、評価されるし必要とされているのに、逃げるように転職する現象は共通しますが。
HSSだと思っているHSPさんは、そこの違いを知ると肩の力が抜けて、本来持っているホワホワの癒しパワーが戻ってきて、穏やかに楽しく暮らせるようになります(*^^*)
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