こんにちは、ももか(@momohsphss)です。
先日、twitterで次のように投稿したところ、何人かの方から「詳細が知りたい!」と反応がありました。
HSS型HSPにも、
リーダータイプとサポータータイプがいる。私の感覚では、リーダータイプが逆エンパスでは?と思ってる。
呼吸してるだけで周囲に影響を与えていて、歩いてるだけで劣等感や恐怖を刺激する。
— ももか (@momohsphss) April 10, 2020
リーダータイプのHSS型HSPが、影響力を恐れてサポーターになろうとしたり。
サポータータイプのHSS型HSPが、特別感を求めてリーダーになろうとしたり。
本来の立ち位置以外の場所へ向かおうとすると、人間関係やお金の悩みとして『警告』が出る。
— ももか (@momohsphss) April 10, 2020
みんな、自分の立ち位置がわからず悩んでいるんですね(>_<)
頑張っても人生シックリこないのは、本来の立ち位置とは逆の自分を求めているから、必要以上にエネルギーを使って疲れちゃうのかも。
私は、自分がリーダータイプだというのはハッキリしていたけど、受け入れたくなくて、認めたくない!どうやったら逃げられる!?と、ずっと葛藤していました。
一時期、サポータータイプになろうとしたけど、人間関係も仕事も全然上手くいきませんでした。涙
最近やっと、自分の立ち位置を受け入れつつあるので、現時点での研究結果としてHSS型HSPの2タイプをご紹介しますね。
【補足】
twitterでは、「リーダータイプ」と「サポータータイプ」と表現しましたが。
ちょっと誤解が生まれそうな気がしたので、「イノベータータイプ」と「コーディネータータイプ」という言い回しに変えました。
HSS型HSP「イノベータータイプ」
まず、twitterでリーダータイプと表現した方を【イノベータータイプ】としました。
イノベーターとは、革新者のことです。前例のないことに挑戦したり、常識破りの価値観を採用したり、新しい道を【切り開く人】です。
イノベータータイプの特徴
HSS型HSPでイノベータータイプの特徴は、次のようになります。
- 社会生活を送る能力はあるはずなのに、マニュアル通りの仕事が2年以上続かない
- 社会に出てからほとんどの期間を自活している※特に女性
- なぜか仕事はすぐ見つかる
- 組織や人に対して「自分にできることはここまでだ」と限界を感じて虚しくなる
- リーダーや管理職など、重要なポジションを任される
- 生活のために働くという感覚がわからない
- アイディアが溢れてきたり、新しいものを生み出すことにワクワクする
- 実は情熱的で激しい感情を持っている(自覚していなかったり、出してはいけないと思っている)
イノベータータイプが仕事を辞めるのは、組織や人に絶望し、感情や言葉を飲み込み続けた結果、心を病んだり体調を崩したりするときです。
どの組織に所属しても、だいたい1年くらいで全体像と自分に求められていることを把握して、新しいやり方を工夫し始めるんですね。
でも、2年くらい経つと、「ここで私のやることはなくなった」と思い始め、次の仕事を求める。
イノベータータイプの『飽きる』とは、力を出し尽くして「私がここでできることは、もうない」と物事に見切りをつけた状態です。

HSS型HSP「コーディネータータイプ」
次に、twitterでサポータータイプと表現した方を、「コーディネータータイプ」としました。
コーディネーターとは、調整役のことです。既にある製品や仕組みを使いやすく発展させたり、物事を万人に受け入れられるよう改善したり、より良く【広める人】です。
コーディネータータイプの特徴
HSS型HSPでコーディネータータイプの特徴は、次のようになります。
- 不満や問題点は把握しつつ、管理職以外で勤続4年以上の経験がある※特に男性
- 社会に出てから自活した期間より実家暮らしの方が長い(もしくは半々)※特に女性
- クセの強い上司や先輩の扱い方が上手いと言われたことがある
- 仕事を選ぶとき自分の能力を減点方式で低めに見積もる傾向がある
- 「特別になりたい」「突き抜けたい」という気持ちがある
- 生活費のためと割り切って働くこともできる
コーディネータータイプが仕事を辞めるのは、人と人との板挟みになり「自由になりたい!」と思いつつ、「でも、私にできるのはこれくらいだし」と思い続け、体調を崩し自分の能力を否定することに限界を感じたときです。
人や組織の粗はよく発見しますが、自分がどう立ち回ったら物事がスムーズに進むかが、なんとなくわかるので。
自然と妥協点を探したり、波風立てずに自分が得する行動ができるんですね。
その分、自分の能力を低く見積もる傾向にあり、尚且つ『特別感』『人と違う何か』に憧れていたりするので。刺激を求めて次の仕事を探し始めます。
コーディネータータイプの『飽きる』とは、自分の能力を低く見積もることに限界を感じ、自身の可能性を試したくなる状態です。

タイプ分けする意味
HSS型HSPとは、行動的で好奇心旺盛なのに、ストレスを感じやすく繊細な気質を持つ人のことです。人口の6%に存在する気質ですが、その中でも傾向があるんですね。
気質の特徴でもある、
- 飽きやすい
- 衝動的
- 些細なことが気になる
こういった現象も、根っこの部分は人それぞれ違うわけです。
この根っこの違いを知らずに、『飽きやすい』『衝動的』という部分を対処しようとしても、なかなか上手くいかない。
だから、人との立ち位置の違いを知ることで、自己否定や劣等感を小さくすることに繋がると思っています。
それは、自分がHSPだと知ったときのように。
繊細で些細なことが気になるのは、気質であって病気ではなかったんだと知ったときのように。できないことへの言い訳や逃げではなく。
ただ、作りが違うだけ。見ている世界、感じ方が違うだけ。
どちらかが良い悪いとか、優劣をつけたいとか、そういうことではなく。
だからね、リーダーやサポーターという表現だと、なんとなく「リーダーが1番でトップで偉い」「サポーターは2番で目立たずつまらない」みたいな印象になるかな、と思いました。
そうじゃない。
イノベーターは規格外で一匹狼になりがちだけど、優秀なコーディネーターに支えられることで、組織のトップとして活躍することもある。
コーディネーターは斬新なアイディアをゼロから生み出すよりも、くすぶっているイノベーターを発見して、より多くの人に届く形に変えることで、組織のトップとなり活躍することもある。
時と場合によって、どちらもリーダーになり得るんです。リーダーのタイプ論と言ってもいいかもしれませんね。HSS型HSPには、その素質があるということです。
ただ、図式的にイノベーターは表に立って生み出す側になった方が上手くいきやすく、下手に出よう、支えようとすると苦しくなります。
コーディネーターは裏から動かす影のドンになって支えた方が上手くいきやすく、表立って引っ張ろう、特別な才能を開花させようとすると苦しくなります。
気質だけでなく、性格や能力の違いを知ることで、本来の感覚を取り戻すスピードが早くなりますよ。
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