HSEとは、HighlySensitiveExtroversionの略で『非常に敏感な外向性』のことです。
HSPの中でも外向的な性格を持つ人を指した言葉で、カウンセラーのジャクリーン・ストリックランドによって提唱されました。
『とても敏感な人(HSP)』については、テレビで特集されるほど認知度が高まりましたが、HSEに関してはまだ情報が少なのが現状です。
【参考】世界一受けたい授業<新生活が始まる今こそ知りたいHSP>
私もすごく興味があって、自分がHSEなのかチェックしたくて検索したんですけど、正式なチェックリストが見当たらなかったので。
HSPについて4年以上情報収集を続け、お話会やカウンセリングを通して70人以上のHSPと接してきた私の、独自(脳内)データをフル活用して、オリジナルチェックリストを作ってみました。
- HSEチェックリスト(HSS型、非HSS型共通)
- HSS型HSEチェックリスト(HSS型に顕著な特徴)
- HSS非HSEチェックリスト(HSS型だけどHSEではない)
の3パターンを用意しました。多く当てはまるのが、自分のタイプです。
性格に関するチェックなので、誰でも1度は経験するシーンが含まれます。
チェックする基準は、「ほとんど当てはまる」「気づくとそうなっている」です。
「一時的にそうなる」や「そうする時もある」という場合は、「当てはまらない」としてください。
<HSPとHSSのチェックは、アーロン博士のブログをご覧ください>
▷HSPチェック
▷HSSチェック
<「外向型」「内向型」のチェックはMBTIがオススメです>
▷16Personalities
HSEチェックリスト
当てはまる数をカウントしてください
- お店を決めるときは口コミや評価を必ず見る
- 人から誘われるよりも誘う方が多い
- 飲み会の幹事が得意
- 不満を感じたら誰かに共有せずにいられない
- 悩んでいる人は顔を見ただけで理由がわかる
- 集団の中で困っている人を見ると「私が助けなきゃ」という使命感が湧く
- 個性の強い人の間で板挟みになる
- (男性の場合)女性の愚痴聞き役になる
- 何かを決断するときは、全体の利益が最大になる選択をしたい
- 気づくと誰かの尻ぬぐいをしている
- いざというとき相手を優先して意見を引っ込めてしまう
- 器用貧乏だと思う
HSS型HSEチェックリスト
HSEチェックリストの数に加えてください。
- 利己的な人を見ると直接抗議して改善のために動く
- 「私がこんなに苦労しているのに!」とパートナーに訴えたことがある
- 人の成長や組織の成長に関わることにやりがいを感じる
- 未来の方向性を示すより、実行段階の旗振りが得意
HSEにHSSの要素が加わると「行動力」「実行力」が、戦略的に周囲を巻き込む影響力となって発揮されます。
HSS非HSEチェックリスト
当てはまる数をカウントしてください
- お店を決めるときは「自分流チェックポイント」をクリアするかが重要
- 人を誘うより誘われる方が多い
- 頼まれたときや、やる人がいないときは幹事をするけど苦手
- リーダーや管理職に抜擢されるが理由がわからない
- 会話するとき以外は人の顔を見ない
- 元気がない人に気づくが明確な理由まではわからない
- 言葉でハッキリと相談されたら全力で解決策を考える
- 感情的な人の主張は根拠が曖昧で怖い
- 人の目を気にせず仮説検証できる段階で最も成果が出る
- 前例がない課題に取り組むことが好き
- 何かを決断するときは、リスクを負ってでも前進する方を選ぶ
- オリジナルのやり方で成果を出すのが得意
- 苦労話や不満を人に話す必要性がわからない
- 仕組みが回り始めるとやる気がなくなる
- 必要に応じで「社交性スイッチ」を入れることができる
- 実行段階の旗振りより、未来の方向性を示すのが得意
HSSだけどHSEの外向性が薄い場合は、「行動力」「実行力」が、個人プレイヤーとして一目置かれる影響力となって発揮されます。
このチェックリストは、今後も継続してブラッシュアップしていきます。
経験談やあるあるなどありましたら、ツイッター(@momohsphss)などで教えていただけると助かります。
「外向的=社交的」ではない
一般的に「外向的な人」というと、陽気で明るく人と一緒にいるのが好きで、いつも大勢で行動しているイメージがあるかと思います。
こういう人をよく『社交的』と言いますよね。
でも、HSPやHSEについて説明する際に使われる『外向的』という言葉は、意味合いが違うんですよ。
内向的な人でも社交的になりますし、外向性を発揮することもあります。
だから、『HSP=内向的=非アクティブ』ではない!!というのが、アーロン博士とジャクリーンさんの主張です。
さらに、行動的で新しいことが好きな『HSS=社交的=アクティブ』という図式も、全てではないのです。
HSPでも、お喋り好きで感情表現が得意で、いつも人と一緒に行動している人もいます。
HSSでも、ひとりで行動するのが好きで、感情表現が苦手な人もいます。
これは『性格の違い』です。
【参考】HSEに振り回されている人へ。「外向的」「内向的」と「気質」の違い
外向的な人は社交的ですが、トラウマによって社交性を封印している場合もあります。
内向的な人でも、必要を感じていれば社交的になります。
ということで、HSEの説明として『社交的なHSP』とするのは、厳密には間違っていることになります。(私自身、当初の説明で「社交的なHSP」としてしまいましたが。)
『外向的なHSP』と表現するのがベストです。
ここで掲載しているチェックリストも、あくまで傾向なので1つの目安として使ってくださいね(*^^*)
HSPとHSSとHSEの違いがよくわかんないから比較してみる
MBTIでINTJやINFJなのにHSEって、どういうこと?
【図解】外向的なHSS、内向的なHSS、どちらにも属さない!?HSEと私の関係