普通のリーダー本は通用しなかったのに「天才を殺す凡人」で全て理解した

こんにちは、ももか(@momohsphss)です。

最近、リーダーの在り方について考えることが多くなっています。

そんな私を見て、Twitterのフォロワーさんが『天才を殺す凡人』という本をオススメしてくれたんですね。

これが、すごく良い!!!

この本を読んで、「私は特殊なタイプのリーダーだった」と知ることができて、本当に心が救われました。

普通のリーダー本が通用しない人の特徴

私は、社会人3年目で抜擢人事で昇進をして、直属の上司だった人を部下に持った経験があります。

男性9割の営業会社で、女性のリーダーはゼロに近くて、お手本にできるような人が身近にいませんでした。

だから、本屋さんで片っ端からリーダー論に関する本を購入して、チームの運営方法を勉強したんです。

そのとき読んだのは、「リーダーの99%が知らない成果を出す方法」や「本当のリーダーシップ」みたいなタイトルの本です。

そして、本に書いてあることを1つずつ試したのですが、全然効果を感じられない。むしろ、社内でどんどん孤立していくような感じがしました。

 

営業会社を辞めてからも、何かとリーダーを任されることがあり、「人を動かす」「影響力の武器」といった、元祖自己啓発本も読みました。

でも、中身は心理学や哲学の本に書いてあることと同じだし、いまいちピンとこなくて、「私はリーダーに向いていないんだろうな」と思っていました。

だけど、『天才を殺す凡人』を読んで、私が今まで普通のリーダー本が全く通用しなかった理由がわかりました。

そこで、自分を振り返りながら、一般的なリーダー本を読んでも能力を発揮できない人の4つのポイントを挙げてみようと思います。

1.能力の凸凹が激しい

普通のリーダー本が通用しない人は、能力の凸凹が激しい人です。

「できること」と「できないこと」の差がありすぎるので、『わかりやすく言語化してチームを率いる』系のリーダー論は不向きです。

なぜなら、自分のできる範囲でしか、人に説明できないからです。意図が伝わる相手が限られる、と言った方がいいでしょうか。

突出した能力を持っているけど、それを周囲のメンバーと共有することが苦手で、理論をイチから説明するとなると「どこから話せばいいの?」となってしまう。

2.社交辞令や根回しが苦手

リーダー本の多くは、人間心理を理解して、相手がキャッチしやすい球を投げる方法について書かれています。

どうやって周囲とバランスを取って、自分たちの得たい成果を得るか。

そのためには、社交辞令や根回しも必要です。だから、「相手が○○のときには、○○という対策を!」みたいな、相手の状態が読めることを前提としたノウハウが多いんですよね。

でも、社交辞令や根回しが苦手なタイプのリーダーもいます。

そういう人は、「どうしたら最短で成果を出せるか?」しか考えられず、悪く言えば周囲の気持ちを考えず、突っ走るタイプです。

チマチマと根回しするのも煩わしい。

3.未来を描くのは得意だけど、実行段階で抜け漏れが激しい

一般のリーダー本は、どちらかと言うと「どう実行していくか?」という、描いた理想を実現する方法について書かれています。

だけど、普通のリーダー本が通用しない人は、未来を描くことは得意ですが、実行段階の細々した作業を考えるのが苦手。

そういった人も、本を読んでノウハウを勉強すれば、知識として『必要なこと』は理解できます。

でも、理解できるのと、実際にできるかは別物です。頭でわかっているけど、なぜかできない。

4.周囲の期待値を把握していない

普通のリーダー本が通用しない人の、最大の欠点が『周囲の期待値を把握していない』ことだと思います。

本人は、自分がリーダーに選ばれた理由は

  • 緻密で完璧は実行計画を描けるから
  • 器用に要領よく人を動かせるから

だと認識しているかもしれませんが。

本当は、「熱意」「人を惹きつける雰囲気」「コイツならやれそう」という、チームのシンボル(象徴)としての役割なんですよね。

『その人が頑張っているだけで、チーム全体の士気が上がる』という、モチベーションの部分を期待されているのです。

でも、本人は「もっと上手くチームをまとめなきゃ」と思っていて、無理して全然違う方向に努力してしまうのです。

 

こうした特徴を持つ人は、普通のリーダー本を読んでも、期待する成果は得られないでしょう。

なぜなら、普通のリーダー本には、『カリスマ性をコントロールするノウハウ』については、書かれていないからです。

『天才を殺す凡人』という本は、この『カリスマ性』について、非常にわかりやすく説明しているのです!!

カリスマ性に飲み込まれる「病める天才」

『天才を殺す凡人』に、才能診断ができる付録がついていたので、やってみたところ私は『病める天才』でした。

自分で言うのが、すごく勇気いるんですけど。

私が、この本の何に共感したかって、「天才の見ている世界」なんです(゜o゜)!!

 

ストーリー形式で進む中で、上納アンナという天才女社長が出てくるんですけど。彼女に凄く感情移入してしまいました。

上納アンナは『病める天才』を表現する人物として登場します。

天才×凡人=病める天才

病める天才は、創造性と共感性を武器に持ちますが、『再現性』がないため、ムラが激しいです。一発屋のクリエイター。

クリエイティブなだけでなく、それが世の中の人々の心を動かすか? インサイト(潜在的な欲求)に届くかどうか?まで、直感的にわかる。

他部署との調整や、組織の拡大、部下への権限移譲で失敗することが多い。

後半部分が、耳に痛い!!笑

病める天才は、高いクリエイティビティを持ちつつ、共感性も持っているので、凡人の気持ちもわかるし、優しさもある。

だから、変人になりきれないんですよね。

天才の2タイプ

『天才を殺す凡人』によると、天才は物理の世界に生きるのですが、興味関心の種類が違う2タイプいるそうです。

これがまた、自分を解明された気がして嬉しかった(;O;)!!

天才のXタイプ

天才のXタイプは、「存在」に興味が向きます。

  • アインシュタイン
  • ホーキング
  • イーロン・マスク

など。

世界を構成する要素や、実際に存在するものを解明しようとする、科学者タイプです。

天才のYタイプ

天才のYタイプは、「認知論」に興味が向きます。

  • ドラッカー
  • アダム・スミス
  • 松下幸之助

など。

人が見ている世界、どういう認知が世の中を変えることができるのか?というテーマを解明しようとする、実務家タイプです。

 

私は数字が苦手だけど、大人になってから魅了されるのは物理の世界で、アインシュタインさんの生き方を尊敬しています。

でも、とてつもなく興味が湧いて、寝るまも惜しんで解明したいのは「認知の世界」なので。Yタイプだと知ることができて、とても感動しています。

新しいことを生み出すことでしか、自分を満足させられない体になってしまった人間。それが『天才』と呼ばれる人物なんや。

つらいよ…(;O;)

秀才×凡人=最強の実行者

私が特に興味深かったのは、「天才」と「秀才」の違いについての説明です。

秀才には、再現性(理論性)と共感性を武器に持つ『最強の実行者』なる人がいるんです!!

(私が憧れるやつ。)

 

最強の実行者は、ロジックを押し付けるだけでなく、人の気持ちも理解できます。何をやっても大抵うまくいく、『要領の良い人』です。

論理的だけど強引な感じがしなくて、結果的に多くの人の気持ちを動かせる。

なんか、『大人』って感じでいいですよね~( *´艸`)

でも、最強の実行者にも弱点があります。

新しいことをやらせると『既存のサービス』の焼き直しになり、革新的なものは生まれないのが弱点

そうなの。正直言ってしまうと、心の中で「普通じゃん」と思ってる。(あーーー言っちゃった)

 

私の話ですが、今までリーダーとして行動をしたときや、何かを始めようとしたとき、この『秀才タイプ』のイライラを買っていた気がします。

素直に「助けて」って言えれば良かったんですが。負けず嫌いの強がりなので、なかなか頼ることができなかったんですよね。

それで、秀才タイプの人に対して「怖いから弱音吐けない。愚痴とか言ったら、コテンパンにされそう」と思って、必死で何でもない振りをしようとしていました。

でね!!

この「怖い」という感情は、秀才タイプの主語が原因だというのも、判明しました。

秀才のKタイプ

『天才を殺す凡人』によると、秀才は『法律を守護にして語る』そうです。

なかでもKタイプは、自分の知識が主語です。

  • 自分が知っていること
  • 経験していること
  • 自明になっていること

これらを軸にして物事を語ります。

やたらと知識をひけらかして、論破することに生きがいを感じる人は、このKタイプが悪い方に出てしまったパターンです。

秀才のRタイプ

秀才のRタイプは、善悪を主語にしています。

  • 組織にとっての利益
  • 明文化されたルール

など、善悪によって物事を語ります。

「会社の利益を考えると」「今の会社にとっては」「テレビやニュースを見てみろ」という言い回しで、相手を説得する傾向があります。

天才は秀才に興味がない

天才と秀才と凡人の関係性について。

「天才は秀才に興味がない」けど、『秀才は天才に、憧れと嫉妬を持っている』

さらに、「天才は凡人には理解して欲しいと思っている」けど、「凡人は天才に対して『好きか、嫌いか』というシンプルな感情」しか持っていない。

この、3者のすれ違いが、職場やチームでの人間関係をギスギスさせるのです。

 

私自身、自分の周りでサポートしてくれる人が、どんなタイプか考えることもなく、ただ漠然と「責められている気がする」「いつか離れていくんじゃないか」と、ビクビクしているだけでした。

自分の見ている世界と、相手の見ている世界、そして『主語の違い』を知ることで、お互いが切磋琢磨できるチームになるんですね。

感覚で突っ走って、能力の凸凹を必死で隠そうとして、説明能力も低い、カリスマタイプのリーダー。

もっともっと秀才(最強の実行者)タイプの声に耳を傾けて、素直にアドバイスを聞きましょう。

完璧じゃないから愛される

天才と秀才と凡人。

それぞれ違う才能を持つからこそ、チームとして集まったときに大きな力になるんですね。

特に、病める天才を救うのは「共感の神」の存在です。

あまりに共感性が高くて、誰が天才かを見極められる人。人間関係の機微に気が付く。誰が秀才で誰が天才かを見極め、天才の考えを理解することができる。

通称「根回しおじさん」だそうです。

確かに、私が営業会社で奮闘していた頃、入社当時から何かと気にかけてくれた「おじさん」がいました。(敬意を込めて、おじさん呼ばわり笑)

こういう人たちの存在を、大切に受け止めて、頼るところは頼って、弱音も吐きながらも前に進めばよかったんだなと。

今更ですが、学ぶことができました。

 

最後に、最も私の心に響いたフレーズをご紹介して終わりにします。

ええか、学歴が良くて仕事のできる人間ほど、よーく勘違いする。強味で愛されるってな。だどもな、真実はむしろ逆や。弱みがあるからこそ人は愛されるんだべ。 

彼女は完璧じゃない。できないこともたくさんある。でもそれこそが彼女の魅力だった。助けたくなるのだ。 

弱みがあるから、人間らしくて愛されるってことか(/_;)

きっと、20代前半の頃に言われても、全然ピンとこなかったと思うけど。一人の限界を知った今の私にとって、心に染みるフレーズです。

普通のリーダー本が響かない人は、ぜひ『天才を殺す凡人』を読んでみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

HSPHSS専門メンタルトレーナー/趣味は人間研究。尊敬する人はアインシュタインと羽生善治さん。ジャガイモとチョコが好き。

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