元ブルゾンちえみの藤原史織さんに学ぶ「本能で生きる」

こんにちは、ももか(@momohsphss)です。

「…35億」とクールにつぶやくネタで2017年に一躍時の人となった芸人の『ブルゾンちえみ』さん。現在は、フリーランスになり本名の『藤原史織』で活動しています。

ヤフーニュースでたまたま彼女の記事を見つけて、何気なく読んでいたところ、HSS型HSPっぽいなぁと感じたので。人間観察してみました!

調べるほどに、【芯の強さと繊細な優しさが共存する気質】を垣間見ることができます。

彼女が体現する『本能で生きる』は、マイノリティな内面を持つ人にとって、とても参考になりますよ!

【メモ】
HSPは人口の20%に存在する気質です。
HSS型HSPは、HSPの中の30%(人口の6%)に存在する気質です。
<HSPとHSSのチェックは、提唱者であるアーロン博士のブログをご覧ください>
HSPチェック
HSSチェック

いつも「本音」か「作った答え」か、どちらを言おうか迷っていた

ブルゾンちえみとしてネタをしているときは、すごく自信を持った強い女性という印象でしたが。

実は、考えすぎて言葉がすぐ出てこないことがあって、些細なことが気になるタイプなんですね。上から目線でアドバイスするネタは、彼女の心に深くしまい込んでいた『憧れの姿』だったようで、本人も真逆のキャラと言っていました。

そんな藤原さんは、「考えすぎ」と言われることも多いそうで、バラエティ番組では、

  • 好きなアーティストは誰?
  • 食事はどうしてる?
  • 何時ごろお風呂入る?

と言った質問でも、考え込んでしまって視聴者からも「適当に答えられないのか」「メンドクサイ性格」といった声が上がっていたそうです。

 

これは、1つ刺激を受けると脳が活発に働くHSPの特性から来るもので、見た目にはわかりませんが、本人の頭の中には無数の言葉と映像が、走馬灯のように駆け巡っているんですよね。

頭に次々と浮かんでくる言葉や映像に対して、どれが適切なのかと考えるんです。その場の状況、それを言うことで与える影響などなど、一瞬でそれはもうたくさん出てきます。そして、どれを選択すればいいかわからず、結局何も答えられなくなっちゃうんです。

この現象に対して、藤原史織さんは手記で次のように語っています。

私は幼い頃からいつも自分を俯瞰で見て、何をしててもどこか夢中になりきれないところがある。良くも悪くもだ。「考えすぎだよ」と言われることはしょっちゅうだ。

テレビのひな壇が苦手なのもそれが大きかった。苦手だと思いたくない気持ちが強いし、言い訳みたいになるのが嫌だけど、苦手だったと今は認める。

考えすぎるあまり、言葉が出ない。

好きな食べ物一つ答えるにしても、自分の本当に好きな物をただ言っても面白くないし、かといって好きでもない食べ物を言って、それがとってもウケればいいが、ウケもしないのにそれが好きなんだと日本中のたくさんの人に思われるのも嫌だ、と感じる自分がいた。

いつも「本音」か「作った答え」か、どちらを言おうか迷っていた。

引用:HUFFPOST【独占手記】私がブルゾンちえみを卒業して藤原史織になった理由「本能で生きてる?」

バラエティでは、テンポの良い会話が求められますし、自分の本音よりも『視聴者が好きな言葉』が重視されます。

  • 嘘がつけない
  • 本音と建て前を使い分けるのが苦手
  • その場のノリを楽しむだけの会話が苦手
  • 自分の意思ではなく相手が気持ちよくなるキャラ設定が苦しくなる

ということから、内向的なHSS型HSPだと思われます。

組織が苦手な『旅人スタイル』

藤原さんは、小さい頃から組織が苦手で、誰とでも分け隔てなく関わることを好むタイプだったようです。

また、ご自身のnoteで「特定の人とばっかり一緒にいると、一つの世界しか知れない気がしてソワソワする」と語り、組織やグループ関係なく人と接することを『旅人スタイル』と表現されていました。

いろんな場所に行きたい
いろんな人と話したい
いろんな話が聞きたい
いろんな価値観を聞きたい

いつでもどこでも縛られず
思ったときに思ったところへ

引用:藤原史織さんのnote「(6)組織」

旅人スタイルって、すごく良いネーミングですよね!

自由気ままに、時間や場所に縛られず好きなことをする。普通の人からは色々言われるでしょうけど(^^;

そういう環境でこそ、能力を発揮できる人もいるんです。

こういうタイプの人は、個性よりチームプレイを重視するバラエティだと、本来の能力が発揮できなくて、自己否定に陥りがちです。

「ここじゃない感」を敏感に察知して、大胆に方向転換する

画像はこちらからお借りしました

テレビに出ることで感じていた、「ここじゃない感」を敏感に察知して、実際に行動に移せる点でも、藤原さんはHSS型HSPですね。

自分を客観的に見つめて、冷静にダメ出しし、できることを探す姿勢が言葉の節々に表れています。

 

藤原さんは、注目され出してからすぐに自分のいる環境に対して、違和感を持ったそうです。一方で「与えられたことはキッチリやらなきゃ」ととにかく頑張った。でも、失敗も多かったとのこと。

出場したR-1グランプリで、セリフが飛んでしまう失敗をした自分に対して、次のように言葉をかけたそうです。

プロとしてやってもよいミスと、悪いミスってあるじゃないですか。私がやったのは悪い方のミス。

『おまえ、なんでこんなミスしているんだ。そのミスじゃないだろう』って、ずっと自分を責めていました。

引用:YAHOOニュース「元ブルゾンちえみ「35億」発想はビヨンセと桃井かおり」

こういう自分責めって、HSPはよくやりませんか?

周りから、「次また頑張ればいいじゃない」「プライドが高いな」「完璧主義で真面目だよね」って言われそうなやつですね。

でも、本人は自分のやることの先にどういう世界が待っているのか、想像できてしまうので。正解がわかっている分、そこに到達できないことがすごく悔しいんですよ。

 

自分で考える以上に真面目で不器用なのかもしれません。仕事自体は楽しかったので、気にせずにお笑いを続けられればよかったんですけど、結局、続けることができませんでした。

ブレークした1年目は仕事が次々と来るので、ひたすら卓球のように球を打ち返す状態。将来について考える余裕もないし、あえて考えないようにしていた。でもその翌年くらいから『自分が本当にやりたいのはお笑いなのか?』と真剣に悩むようになります。

引用:YAHOOニュース「元ブルゾンちえみ「35億」発想はビヨンセと桃井かおり」

こうした仕事に対する違和感は、非HSPも抱く瞬間がありますが、

  • 転職活動する方が面倒
  • また新しく仕事覚えなきゃいけないなら、今のままでもいいか

といった、動かない理由の方が魅力的なので、結局一つの会社で働き続けることになります。

HSS型HSPは、感覚の些細な違和感をキャッチすると、「なぜ?」「どうしたらいい?」「この感覚は何?」とあらゆる方向から観察をします。

そして、周囲からは突拍子もないと思われるような、大胆な行動に出るのです。そのときに、続けてきた過去の時間よりも、これから迎える新しい世界の方が魅力的に映っているのです。

周りが当たり前にしている行動に、共感できなくてもいい

藤原さんは現在、環境問題や動物愛護の活動を積極的に行っています。2年前からお肉を食べない生活もしているそうです。

このあたりは、繊細なHSPの側面と言えますね。

動物を食べることに対しての違和感は、小学生の頃に受けた地球温暖化や絶滅危惧種の授業がきっかけとのことでした。

人間の身勝手さで、動物たちが死んじゃっているのが自然のルールに反している気がしたというか…。

人間は「やめて」と言って、自分で自分を守ることができるけど、動物は言葉を喋ることができないから、誰かが、私が、助けないといけないと思っちゃったんですよね。

引用:BuzzFeed「元ブルゾンちえみの藤原史織が、2年前から「肉を食べない生活」を始めた理由」

これも、ただ「かわいそう」という感想で終わらず、「私が助けなきゃ!」という使命感を燃やすところが、HSS型HSPっぽいですね。

しかも、小学生で考えた解決策が総理大臣になること(゜o゜)

「自分が総理大臣にならないと変わらない!」って思っていたんですよね。今は小学生の頃ほど極端に「私がやらないとこの問題は解決しない」みたいな、そこまで背負っている感はないんですけど、やっぱりほっとけないですね。

引用:BuzzFeed「元ブルゾンちえみの藤原史織が、2年前から「肉を食べない生活」を始めた理由」

HSS型HSPは、集団に大きな影響をもたらす存在です。

それは、責任感と「私がやらなきゃ!」という行動せずにはいられない正義感を持っているからです。

ここで、色々理由をつけて行動することを我慢していると、ブルゾンちえみ時代の藤原さんのように、フラストレーションが溜まります。(ブルゾン時代は、ストレスから過食に走ったそうです。)

 

普通の人よりも、多くのことが見えて感じることができるからこそ、周りが当たり前にしている行動に違和感を持ちます。無理に共感して合わせようとすると、ものすごくエネルギーを消耗するので。

共感できないことは、素直に言葉にしていいんです。

勇気を出して発信することで仲間が見つかる

私は、ブルゾンちえみ時代よりも、現在の藤原史織さんの方が自然体で魅力的だなぁと感じました。

環境問題、政治問題、動物愛護といった、若い人が興味を持たなそうな分野に対して、インスタを利用して堂々と発信していく姿勢に注目が集まっているようです。

こうした活動ができるようになったのは、勇気を出して声を上げたからなんですね。

「こんなこと言ったら嫌われるかもしれない」という不安を抱えながらも、思い切って本音を発信することで、共感してくれる仲間が増えます。

そのために、小さなことから少しずつ行動に移してみるといいですよ。

藤原さんも、肉を食べなくなってから公にするまで2年かかってますから。その間に、身近な友達に打ち明けたりして、「言ってもいいんだ」という成功体験を積んでいたようです。

 

藤原さんが歩いた後の道を見れば、何も知らない人からは「一発屋芸人がテレビに干されて、意識高い系のビジネスで再起を図る!」みたいな見られ方もするでしょう。

でも私は、本能で生きることを体現している『藤原史織さん』の決断した気持ちが痛いほど共感できるし、応援したいなと思います。

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