【エニアグラムとは】9つのタイプによる性格分析

エニアグラムとは9つの点を持つ図形を用いて性格を分類し、自己成長を助けるシステムです。

ギリシャ語で

  • エニア=9
  • グラム=図形

という意味があります。

図形の起源は謎に包まれた部分も多いですが、エジプト文化やギリシャ哲学がルーツにあり、キリスト教やカバラなど様々な哲学や思想の影響を受けながら発展しました。

大企業も採用する性格分析

20世紀初めになるとグルジェフが西洋社会に紹介し、オスカー・イチャーソ、リソ&ハドソンなどによって心理学的研究が進められました。

図形の見た目や哲学的な背景を持つことからスピリチュアルな印象もありますが、人間の普遍的心理を360度パノラマのように当てはめて体系化しているので、感情や行動を振り返り自己成長を促す力がすごいです。

ソニー、トヨタ、アップル、コカ・コーラといった世界的企業が社員育成に活用するほど信頼されている性格分析です。

 

通常の性格検査や生年月日による占いのように、質問に答えて自動的に結果が出てくるものではありません。

チェックリストは目安でしかなく、そこから探求してくプロセスによって自分でタイプを見つけ出すものです。

9つのタイプ

エニアグラムは9つの基本性格に分類されます。

各タイプの名前は特徴を理解しやすくするための便宜的なもので、本来は数字のみで表現します。

タイプ1「改革する人/完璧を求める人」

タイプ2「助ける人」

タイプ3「達成する人」

タイプ4「個性を求める人」

タイプ5「観察する人」

タイプ6「信じられるものを求める人/信頼を求める人」

タイプ7「熱中する人」

タイプ8「挑戦する人」

タイプ9「平和を好む人」

動機と行動スタイル

エニアグラムは9つの点を持つ図形をもとに、複数の人が長い年月をかけて心理学的理論として次の3つの分類を加えることで、奥深い性格類型として発展してきました。

3つの動機

エニアグラムでは心の基本要素として3つのエネルギーセンターに分類します。

本能センター(1・8・9)

フィーリングセンター(2・3・4)

思考センター(5・6・7)

ホーナイの理論による3つの行動スタイル

ホーナイの理論とは、精神科医のカレン・ホーナイが提唱した「人が内的葛藤に対処するときの3つの主要な行動スタイル」です。これをリソ&ハドソンがエニアグラムに応用し各タイプに当てはめました。

自己主張タイプ(3・7・8)

遊離タイプ(4・5・9)

融和タイプ(1・2・6)

ハーモニクス理論による3つの態度

ハーモニクス理論はリソ&ハドソンがタイプの混同が起きやすい理由を探して、共通のパターンを見つけました。態度とは外界への接し方で、ニーズが満たされなかったときの対処方法です。

楽観的タイプ(2・7・9)

合理的タイプ(1・3・5)

反応的タイプ(4・6・8)

ウイングによる18タイプ

エニアグラムは9つのタイプをそれぞれ2種類のウィングに分けて18種類のバリエーションがあります。

同じタイプでも円周上にはグラデーションがあり、ウィングが違えば特徴の現れ方が異なります。

 

タイプ1ウィング9「理想主義者」

タイプ1ウィング2「擁護者」

タイプ2ウィング1「尽くす人」

タイプ2ウィング3「もてなす人」

タイプ3ウィング2「魅了する人」

タイプ3ウィング4「プロフェッショナル」

タイプ4ウィング3「貴族」

タイプ4ウィング5「ボヘミアン」

タイプ5ウィング4「因習を打破する人」

タイプ5ウィング6「問題を解決する人」

タイプ6ウィング5「守る人」

タイプ6ウィング7「よき友」

タイプ7ウィング6「エンターテーナー」

タイプ7ウィング8「現実主義者」

タイプ8ウィング7「独立した人」

タイプ8ウィング9「クマさん」

タイプ9ウィング8「調停者」

タイプ9ウィング1「夢見る人」

おすすめ書籍

エニアグラムの全体像がわかるオススメ書籍です。著者のリソ&ハドソンから直接教えられた、日本エニアグラム研究所のティム・マクリーンさんと、高岡よし子さんが翻訳しています。

基本編は各タイプの主な特徴(ウィングまで)が記載されていて、実践編では本能型別の特徴や成長の過程まで説明されています。

 

まずは気軽に概要だけ知りたいという人は、上記2冊の要点をシンプルにまとめたコチラがおすすめ。

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