自分に意識を向ける行為は、気力と体力をとても使うんですよね。
普段と違う視点で自分を見つめるのは、想像以上に脳に負荷がかかるのです。
モヤモヤしていた気持ちが言葉で表現できて「私が見つかった!」と高揚感でいっぱいになったとき。
しばらくすると、現実で大きなトラブルが起きるとか。体中の力が抜けて体調を崩すとか。
そういった現象も起きてきます。
頭と体はつながっているから。
頑張らなくていいんだと気づいたら、急にすべてのやるきが起きなくて、ぼーっとする時間が増える「好転反応」もあります。
なので、早ければいいってものでも、ないんですよね。
すぐに苦しい状況を脱したい気持ちは痛いほどわかるけど、焦るほど視野が狭くなるので。
とくに、いざ動こうと思うと体調が悪くなるのは、無意識の自己防衛が働いている可能性が高く、自分の意思でコントロールできないのですよ。
ホメオスタシスという本能によって、身体が命を守る態勢に入りますからね。
前日までは意欲満々だったのに、当日になると急にブレーキがかかる。
頭では「変わりたい」「次に行きたい」と思うけど、体が拒否しているんです。
ストレス状態で起きる現象を観察することも、大切な自己探求ですが。
自分と向き合うときは、できるだけリラックスして取り組む方が、良い結論に辿り着きやすくなります。
まずはたっぷり睡眠を取って、気力体力を回復させてから、ゆっくり振り返る時間を作るのがオススメです。