ずっと、自分が何かオカシイのだと思って。周りから浮かないように、必死で顔色を伺って。
何か言葉を発しても、「人それぞれでしょ」「考えすぎじゃない?」と言われるから。
きっと、問題があるのだ。あの障害かもしれない、私は病気なのだ。だから、普通に過ごせるように頑張らなきゃいけない。
家族だって…特にお母さんだよ。心の底で本当には理解してもらえないって、なんとなくわかってた。
だけど、いつかわかってもらえるかもって期待している自分が、どこかにいる気がする。
でも何かが違うんだろうな、もういいや。主張しても冷めた態度取られるだけで疲れるし。
そんな生活が、これからも続くと思っていたのに。
【それは、あなたが生まれ持った気質です。病気ではありません。】
え?何それ。今まで、私が見て来た世界は何だったの?
お母さんとすれ違ったのは、あの人が非HSPだったから?
私が気になるアレもコレも、あの人は眼中にないってこと?
だったら…私のことも、そこまで気にしてないってこと?
何それ。私は、お母さんのこと、たくさん考えて対策を練って努力してきたのに。
お母さんは、私ほど考えていなかったのね。
なんだ、期待するだけムダじゃん。どうせ、非HSPだから。
私が想像するより、お母さんは私のことどうでもよかったんだ。深く考えない非HSPだから。
空気読まない発言するのも、私の気持ち理解できないのも。些細なこと気にしない非HSPだから。
伝わらないんだ、非HSPだから。
私が愛されなかったのは、お母さんが非HSPだからか。
…ねぇ、本当?それがアナタの本音?
心の中の小さなアナタの声を、もう一度聞いてみて。
