境界線を持たない母娘の会話

こんにちは、ももか(@momohsphss)です。

境界線を持たない人は、他人に人生を支配されている状態になります。

今回は、書籍『境界線(バウンダリー)』から、母親にノーと言えない<シェリー>をご紹介します。

シェリーの姿が自分に重なる人は多いと思うので、彼女と母親の会話をそのまま掲載してみます。

母親に「ノー」と言えないシェリー

シェリーは、9歳の男の子と6歳の女の子を育てるワーキングマザーです。

ある朝起きると、とても憂鬱な感情が。昨晩、娘のお遊戯会の衣装を作ろうとしたら、母親が訪ねてきたのです。

ーシェリーと母親の会話ー

シェリー「お母さんが急に来てくれて嬉しいわ!でも、おしゃべりしながら、ちょっと衣装を縫ってもいいかしら?」

母「シェリー、あなたの家族の時間を邪魔するのだけは嫌だと、いつも言っているでしょう。

だってね、お父さんが死んでから、私はずっと寂しく生きていきたのよ。今でも家族が懐かしいわ。だから、あなたから家族の時間を奪うなんて、そんなこと私にできると思う?

だから、どうしてあなたがウォルト(旦那)や子供たちと一緒に会いに来てくれなくなってしまったのか、私にはわかるのよ。私なんか退屈ですものね。

子どもに人生を捧げつくした、ただの孤独なお婆さんなんだから。誰も私なんかと時間を過ごしたくないのは無理もないわ」

 

シェリー「違うのよ、お母さん、そうじゃないの!そういう意味じゃないのよ、違うのよ。わかるでしょう。お母さんが来てくれるのは、とっても特別なことよ。

お母さんのところへももっと訪ねて行きたいんだけど、私たちのスケジュールではなかなかそうもいかなくて。だから、お母さんの方から足を運んでくれて、とっても嬉しいの!(ごめんなさい、本当は嘘なの)

本当に、衣装なんかいつでも縫えるから大丈夫(これも嘘なの)

さぁ、コーヒーでも入れましょうか。」

母「わかったわ、あなたがどうしてもと言うならね。でもね、あなたの邪魔をしているんじゃないかと思うと嫌なのよ。」

シェリーは、母親とこのようなやり取りを何十年と続けています。

人に寄り添い尽くしているのに

シェリーは、人に寄り添いながら、自分は後回しで尽くしているのに、人間関係は全く上手くいきません。

母親も、夫も、子供たちも。会社の上司や同僚も。「やってくれて当然」という態度で、上手く自分の都合の良いように持っていくのです。

シェリーは【人には愛を持って接しなければ】と思って、ノーと言えずにいるのです。

結婚生活、育児、仕事、全てで正しくあろうと努力していますが、何か歯車がかみ合っていないのです。

境界線を持てない3つの原因

境界線を持てない原因について、書籍では次の3つを挙げています。

  1. 実を結ばぬ努力
  2. 恐れから出る親切
  3. 過剰な責任感

シェリーは、決して怠け者ではありません。適切なエネルギーの使い方を身に着けず、ただ頑張るだけなので、問題は解決しません。

また、人に親切にするとき、罪悪感が大きな動機になっています。

  • 私がやらなければ申し訳ない
  • 相手の要求を退けて不快にさせるのは悪いことだ

という風に、恐れから自分を罰しているのです。

そして、他人の責任を肩代わりすることで、さらに疲弊してしまう。

シェリーは他人の感情や問題の面倒を見る達人ですが、自分自身の生活はみじめな失敗作であると感じています。

あなたも、同じように感じていませんか?

まずは、3つの原因をしっかりと把握して、境界線を作る心構えを用意しましょう。

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