昨日、日本エニアグラム学会の無料説明会で簡易タイプ診断を受けたのですが。
ファシリテーターさんと参加者さんのやり取りを見ていて、「こんなカウンセリングの仕方もあるのかぁ!」と思いました。
正確には、私にはそのやり取りがカウンセリングに見えたのです(゜o゜)!
何気ない言葉を深堀していく
簡易タイプ診断では、資料に書いてある特徴を読んで、自分に当てはまるものを考えて発表するんですね。
「自分はタイプ7だと思います。楽しいことが好きで、幸せを他の人と共有したいという説明が、すごく当てはまると感じました」

すると、ファシリテーターさん(進行役の人)は
「なるほど~。『楽しい』にも色々あると思いますが、○○さんの指す『楽しい』とは、どういった種類なのでしょうか?」
「幸せを他の人と共有したいと思う理由は何ですか?」
と、言葉を深堀していきます。
質問された方は
「そうですね…みんなで感動を分かち合うとか…そういった『楽しい』でしょうか。」
「自分が提案したプランを相手が喜んでもらえると、共有している感じで嬉しくなります。」

という具合に、ふと発した自分の言葉をさらに深堀して、
- 大切にしたいこと
- 何気なくできること
- やりがいを感じること
などに気づけるんです!
劣等感も揺さぶられる
逆に、タイプ診断のやり取りで劣等感を揺さぶることもあるのだと知りました。
自分がタイプ8だと説明した男性とのやり取りで、ファシリテーターさんが
「タイプ8は、力があることを証明したい、そして周りに影響を与えていきたいと思う人が多いです」
と説明したんですね。
すると、男性の声が些細に震えて喉が詰まった感じになり、表情が一瞬こわばったあと、(覗かれたくない!)と心を閉ざしたのがわかりました。そして、
「ビジネスではどんどん行動していきたいですが、だからと言って人に強要することはないです。ただ周りが…」
と、説明を始めましたが、私はなんとなく(あ、盲点をつかれたな)と思いました。
タイプの特性を言葉で投げかけられたことで、無意識に感情を刺激されたのでしょう。
消したいと思っていた現象はただの特性だった
私は最近、様々なタイプ論に触れていて、その面白さに魅了されています。
もともとは、3年前に時田ひさ子さんのブログでHSS型HSPの特性を勉強し、
消したいと思っていた現象は
病気の症状ではなく、
ただの特性(特徴)だった
と知って衝撃を受け、その後生きづらさが解消されました。
抱えていた個人的な問題がなくなって、仕事や能力に目を向けたとき、遠藤由喜ちゃんの24タイプ診断を受けて、自分のキャラや社会的役割が浮き彫りになり、人と一緒に生きる安心感が増しました。
今は、エニアグラムやMBTIなどを通して、知識の幅を広げているところです。
○○障害として、周りと比べてできていない部分を埋めようとするのではなく。
○○症候群として、感情や行動を異常視するのではなく。
ぜんぶ大切な自分の一部で、切り捨てたり消そうとしなくていい。
そのままで、みんなと一緒に生活していいし、仕事していいし、恋愛もしていい。
あなたがダメなんじゃない。あなたが持っているソレは、自分を傷つけるものではなく、守り輝かせるものなんだ。
何より、あなたはあなたのままで、生きていていい。
気質や性格を使って人を表現する方法は、そんな素晴らしいメッセージを送れる手段なのだと思います。
タイプ診断は第三者との振り返りでカウンセリングになる
今回の説明会で、ファシリテーターさんと参加者さんのやり取りを見ていて、タイプ診断は第三者の振り返りがあってこそ、カウンセリングとして機能すると実感しました。
私自身、ネットの無料診断で自己完結していたときは、どの結果もピンとこなかったし、やればやるほど自分がわからなくなっていました。
人から「言葉」を投げかけられると、五感が働き脳が動き出し、潜在意識まで届き感情が揺さぶられます。
そして、記憶が刺激されて感覚が「言葉」として戻ってくる。その一連の反応がとても神秘的に見えます。
すごい変態的な発言ですが。笑
この世界をずっと見ていたいなーと、簡易タイプ診断の風景を見ていて感じたのでした( *´艸`)
これからもっと、たくさん伝えていきたいなと思います。
絞め方がわからなくなったので、終わりまーす