HSPは病気ではないし、薬や周囲のサポートが必要なものもない。
だけど、ずっと社会に馴染めない違和感を抱えて、誰にも本当の自分を理解してもらえない感覚を持っていた人にとっては、「やっと手に入れた自分の名前」みたいな、かけがえのないものになったりする。
(私がその一人)
本当の私を理解してほしい
最初は「HSPは才能?こんな面倒で苦しい才能なら、なくなっちゃえばいいのに!」なんて思っていたけれど。
調べるにつれて「私は病気じゃなかった!普通の人間として生きていいんだ!」と思うようになる。
そしたら、大切な家族、友達、恋人、仕事仲間…身近な人に、本当の私を理解してほしい気持ちが湧いてくる。
「聞いて!私、何十年も抱えていたモヤモヤが、やっと晴れたの!」
宝物を見つけた子どものようにワクワクしながら伝えに行く。
でも、みんなが同じように共感してくれるわけじゃなかった。
「ふーん。よかったね。なんかよくわかんないけど、今のままが好きだよ。」
……今の私って??
私が私のことわかってないのに、あなたは私の何を知っているって言うの??
やっぱり、本当の私は誰も理解してくれない。
誰よりも自分が納得する
HSPを使って自分を理解してもらおうと頑張っていたときの私は、同じテンションで共感してくれない人がいると、とても悲しくなっていた。
生きづらさを解消した今考えるのは、HSPという言葉は自分を理解するために使うのが1番いい。
自分が自分のことを誰よりも理解していれば、どこで誰と何をしていても、ブレない軸(境界線)ができる。
本当の生きやすさは『どこで誰といても、自分らしさを自然と発揮できること』で実現する。
最終的なゴールは、HSPであることを自分が納得すれば、周りから受け入れられなくても気にしないくらい、付かず離れずの距離感で付き合うこと。
これが、HSPという言葉の最大限の活用方法。
(個別の返信はできないこともありますが、全てに目を通して全体の配信に反映しています。)
