「もう大丈夫」が生きる安心感になるとき

こんにちは、ももか(@momohsphss)です。
「もう大丈夫だよ。」
私は、対面セッションでよく言います。
生きづらさを抱えていた頃、セラピストさんに相談したとき何度も何度も「ももかさんは大丈夫。」と言われて。
あのときから、前向きに生きられるようになったので。
私も同じように「大丈夫だよ」と言っているんですけど、クライアントさんがみんな笑顔になるんですよね。
自分が言われたときは、なぜ穏やかな気持ちになったのか、わからなかったけど。言う側になってみて理由が見えてきました。
突き放される「大丈夫」と、安心する「大丈夫」
すごく不思議だったんです。
悩んでいるとき、職場の人や友達に相談したとき「大丈夫だよ」って言われると、この人には理解してもらえなかったと寂しくなるのに。
なぜ、あのときセラピストさんに同じ言葉をかけられて、180度違う感情が沸いてきたのかなーって。
それでね。
自分が言う側になって気づいたのは、励ましではなく『受容』の気持ちを込めて言っているから、安心感が湧いてくるんだと思いました。
私の努力や葛藤にあまり深く共感されないまま、「大丈夫だよ」と言われてしまうと、なんだか突き放されているような気持ちになっちゃうけど。
気持ちを理解してくれて、つらさも苦しさも葛藤も受け止めてくれて、そのうえで言われた「大丈夫だよ」は、すごく安心するんですよね。
生きることに安心する感覚
たぶん、この微妙な言葉の裏に隠された気持ちの違いが気になっちゃうのも、HSPだからなんでしょうね。
私はとくに、母からよく「ももちゃんは何でもできるから大丈夫」的な励まし方をされて育ったので。
できるから大丈夫って言われちゃうと、弱音吐いたらダメだと思ったり。
現状すごくシンドイのに、もっと頑張らなきゃいけないの?(/_;)
っていう気持ちになって、息苦しさが増してたんですよね。
だからよけいに不思議だったんです。
セラピストさんに、何度も何度も大丈夫って言われて。最初のうちは、何が大丈夫なのかよくわからなくて、「はぁ…(^^;」って感じだったんですけど。終わるころには、
なんか知らないけど、私は大丈夫なのかー
って思って。
家に着いたときに、生まれて初めて
私、毎日幸せって思っていいんだぁ(゜o゜)
と感じて、これも生まれて初めて、存在すること自体の安心感に包まれたんです。
生きることに安心する感覚ってこういうことか!と本当にうれしくなった瞬間でした。
言葉の裏に隠したメッセージ
感覚的に効果を感じていて、同じようにクライアントさんに使っている「大丈夫」という短い言葉ですが。
私は言葉の裏に、様々な想いを込めています。
- よく頑張ったね
- そのままでいいよ
- 何も悪くないよ
- 思いきりやりな
- 良いところいっぱいあるよ
- 生きていていいんだよ
こういうメッセージを含めて、心を込めて「もう、大丈夫(^-^)」と言います。
不思議なことに、みんなフッと笑みがこぼれるですよね。その瞬間に、クライアントさんを取り巻く空気が軽くなるのを感じて、私もあったかい気持ちになるんです。
そして、「そっかぁ、大丈夫なんですね!」と笑ってくれます。
この仕事しててよかったと思う瞬間です(*^^*)
言葉の裏の本心を見抜くことができるHSPだからこそ、私の意図もきちんとキャッチしてくれる。
あなたは、もう大丈夫。