こんにちは、ももか(@momohsphss)です。
こちらは、ラジオトーク(音声配信)の文字起こしです。
お悩み相談室に寄せられた相談への回答で、「頑張るを休む」という言葉を使ったんですけど、ちょっと誤解が生まれそうなので、補足で説明しますね。
「頑張るを休む」の真意
「頑張るを休む」とか「何もしないで休む」って、何も
- 今すぐ仕事をやめろ
- 何もしないでしばらく家で寝てろ
と言いたいわけじゃないです。
もちろん、体の症状として生活に支障が出ている場合は、体力回復が優先なので、家でゆっくりした方がいいというニュアンスを含めた「お休みしてみたらどうですか?」となるんですけど。
そうじゃない人もいるんですよね。
頑張るのをお休みするって、
- 自分に何かを付け足すのをやめる
- 具体的な行動で付加価値をつけるのをやめる
という意味です。
気遣いの言葉が自分を否定されているように感じる
ただね、頑張るのをやめるのがすーーーっごく難しいんですよね。
なぜかというと、
- 頑張ることで必死に周囲に溶け込もうとした経験がある人
- 欠点を見つけて自分を責めて動くエネルギーにしてきた人
が、HSPの中にはすごく多いんですよ。
つまり、体にグゥゥゥって力を込めて自分を守ってきたんです。『頑張る』っていう鎧をつけているような状態ですね。
だから、そういう人に対して「頑張らないで」とか「無理しないで」といった気遣いの言葉をかけると、言われた本人は
- あなたのやり方は間違ってる
- 何もできなんだから大人しくしてなよ
と言われたと感じて、自分を否定された気持ちになるんですよね。
頑張ってきた人の脳内方程式
言ってる側は、否定する意図は全然ないけど、頑張ってきた人の思考は
休む=サボる=悪いこと
頑張らない=ダメな自分を放置する=甘え
みたいな方程式になっているんですね。
なので、声をかけた人としては
「120%頑張っているところを、100%~80%くらいにして、ちょっとペースを緩めてみたら?」
っていう意味の言葉でも、自分の存在を否定されたと感じちゃったり、
頑張らない、無理しないって、どうやればいいの?
どれくらいがんばらなくてもいいの?
みたいに混乱しちゃうんです。
なので、【頑張らないで=何もしないで】みたいなニュアンスに受け取りがちなんですよ。
(私も、そうだったんですけどね…)
「何もしないで休む」ために何をするのか?
私がお伝えしたい「何もしないで休む」とは、必要最低限の生活を保った状態で、自分に付加価値をつけるのをやめる、もしくは期限をつけて一旦お休みしてみる、ですね。
まず生活習慣を見直す
本当は、生活習慣を見直すのが先なんですよ。お仕事のご相談をされる方であっても、まず生活習慣を見直してほしいんです。
※詳しくは、体の声を聴く理由で説明しています。
だけど、効果が出るまでに時間がかかったりするので。
まず、「そのままでいいんだ」と腹落ちさせるために、ごはん食べて家賃払えるくらいの生活を保って、現状を変えるためにしていた努力をやめるんです。
それが何かっていうのは人それぞれ違うので。
- 頑張るためにやってる努力って何だろう?
- 本当は苦しいけど、理由をつけて無理やり続けている習慣って何だろう?
と考えて、まずはそれをお休みすることから始めてみてください。
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