「頑張りすぎないで」が「何もできないんだから大人しくしてな」に聞こえる

お悩み相談室に寄せられた『会社で働き続けるのが辛くて、もう何も感じず生きていきたいです』というご相談への回答で、「頑張るを休む」って言葉を使ったんですけど、ちょっと誤解が生まれそうなので。

補足で説明しますね。

「頑張るを休む」の真意

「頑張るを休む」とか「何もしないで休む」って、何も

  • 今すぐ仕事をやめろ
  • 何もしないでしばらく家で寝てろ

とか、そういうことが言いたいわけではないんですよ。

もちろん、体の症状として生活に支障が出ている場合は、体力回復が優先なので、少しお家でゆっくりした方がいいんじゃないかっていうニュアンスを含めた「お休みしてみたらどうですか?」っていうことになるんですけど。

そうじゃない人もいるんですよね。

頑張るのをお休みするって、

・自分に何かを付け足すのをやめる
・具体的な行動で付加価値をつけるのをやめる

っていう意味です。

気遣いの言葉が自分を否定されているように感じる

ただね、これをやめるのがすーーーっごく難しいんですよね。

なぜかというと、

  • 頑張ることで必死に周囲に溶け込もうとした経験がある人
  • 欠点を見つけて自分を責めることで動くエネルギーにしてきた人

っていうのが、HSPの中にはすごく多いんですよ。

つまり、体にグゥゥゥって力を込めて自分を守ってきたんです。『頑張る』っていう鎧をつけているような状態ですね。

だから、そういう人に対して「頑張らないで」とか「無理しないで」っていう気遣いの言葉をかけると、言われた本人は

  • 「あなたのやり方は間違ってる」
  • 「何もできなんだから大人しくしてなよ」

っていうニュアンスに感じて、自分を否定された気持ちになっちゃうんですよね。

 

言っている側としては、そんな意図は全然ないんですけど。頑張ってきた人の思考は

休む=サボる=悪いこと
頑張らない=ダメな自分を放置する=甘え

みたいな方程式になっているんですね。

なので、言った相手的には

「120%頑張っているところを、100%~80%くらいにちょっとペースを緩めてみたら?」

っていう意図で言った言葉であっても、自分の存在を否定されたと感じちゃったり、

https://mentoreblog.com/wp-content/uploads/2020/08/涙と汗-300x300.jpg

頑張らないとか無理しないって、どうやればいいの?

どれくらいがんばらなくてもいいの?

みたいに混乱しちゃうんです。

なので、【頑張らないで=何もしないで】みたいなニュアンスに受け取りがちなんですよ。

(私も、そうだったんですけどね…)

「何もしないで休む」ために何をするのか?

私がお伝えしたい「何もしないで休む」とは、必要最低限の生活を保った状態で、現状を変えるために自分に付加価値をつけるのをやめる、もしくは期限をつけて一旦お休みしてみるっていうことですね。

※体の症状として生活に支障が出ていない状態が前提です。日常生活を送るのが困難なほど体調に出ている場合は、休職し睡眠を最優先してください。

 

あのね。本当は、生活習慣を見直すのが先なんですよ。お仕事のご相談をされる方であっても、まず生活習慣を見直してほしいんです。

 

なんだけど、やっぱりその部分って効果が出るまでに時間がかかったりするので。

まず、自分が「そのままでいいんだ」と腹落ちさせるためには、必要最低限の生活(ごはん食べて家賃払えるくらい)を保って、現状を変えるために具体的な方法で付加価値をつけようした努力をお休みしてみるんです。

それが何かっていうのは人それぞれ違うので。

  • 頑張るためにやってる努力って何だろう?
  • 本当は苦しいけど、何か理由をつけて無理やり続けている習慣って何だろう?

と考えて、まずはそれをお休みすることから始めてみてください。

 

この記事は、↓のラジオでお話した内容を再編集したものです。

HSPHSS専門メンタルトレーナー|気質×性格×能力=個性|少数派な内面を持つ人の笑顔と自信を増やすサポートをしています。

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