私はバレーボールの夢が精神状態のバロメーターです。夢といっても目標ではなく睡眠中に見るアレです。
よく中学時代のバレー部の夢を見るんですが。大学で夢分析を習ったので、夢から精神状態を分析する習慣がつきました。
部長なのに足を引っ張っている!
生きづらさ真っ只中のときは、試合中に得意のサーブが決まらず「なんで入らないの!?部長なのに足を引っ張ってる!なんとかしなきゃ!」と焦っている夢を頻繁に見ました。
当時すごくサポートしてくれた副部長が必ず出てきて、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
本当に全身の筋肉が緊張する体の感覚まで伝わってきて、起きた瞬間になんとも言えない悔しさを覚えます。この夢を見ると「結果が出なくて焦ってるな」と自分を見つめ直します。
副部長へ「一緒にやろう」
生きづらさが弱まってきたとき、1度だけ夢の内容が変化しました。
目の前に顧問の先生がいて、私はパイプ椅子に座って指示を受けています。内容は忘れたけど、とても1人では対応しきれないので、「どうしよう」と戸惑っていました。
そして後ろを振り向くと副部長がいて。私は副部長に向かって「一緒にやろう」と声をかけました。
起きた瞬間にステージが変わったのだと思いました。このときから、しばらくバレーボールの夢は見なくなりました。

消えた副部長
ところが昨日、またバレーボールの夢を見たんです!今度は砂浜でビーチボールをしてました!(ボールは硬いガチのやつ)
大勢の知らない人たちばかりで、みんな初心者で男の人もいました。副部長はいません。
私は一番後ろから、男の人が取りこぼしたボールを拾って必死にフォローしてました。取れるか!?落とすか!?というギリギリのところで必死のレシーブです。次につなげられず、手を出すのがやっとでしたが。
本当に好きだったのは
起きてから、いつものように夢分析をしました。
ずっとずっと。
私のバレーボールの記憶は、自分勝手にメンバーを振り回したこと、キャプテンなのに試合で負けると1番泣く、っていう「上手くできなかったと感じたこと」に浸食されていたんです。
今回の夢で、ボールをつなぐのが1番好きだったと思い出しました。
サービスエースを決めて流れを変えるのは気持ち良いし、セッターとして自分の采配でメンバーが活躍できるのもやりがいあるけど。
バレーボールの何が楽しいって、チーム全体でボールをつないでピンチをチャンスに変えることなんです。
社会に出てリーダーは結果を出す人と思ってから、チームでやることの楽しさを忘れていたようです。
なんだか、とても大切なことを思い出せた気がします。

【追記】2022年11月20日
2年ぶりに見たので追記します!
大人になった私は、母校に戻って久しぶりにボールに触れました。
「体が動かないだろうな」
と思いながらサーブを打つと、やっぱり空振り。
でも私は「やっぱりね~笑」って爆笑してた。
副部長も、一緒に笑ってた。

そしたら、反対側のコートに同級生の男の子が登場して。私は一気に敵意を持ったんですね。
「このチームを守る。好きにさせない。」
全身が大きな木のように、ドシっと身構えた感じがしました。
不安や焦りじゃなく、静かに、ちょっとワクワクしながら、強い意思と共に前を向いていました。
男性性と女性性
で、目が覚めて。
ずっと見ていたバレー部の夢は、「男性性と女性性を象徴していた」と思ったんです。
私がリーダーシップ(男性性)、副部長が受容(女性性)を象徴するものとして、夢に登場したのかなって。
最近、自分を振り返っていて、
自分のなかの男性性と女性性を統合させる
全は一、一は全。それが私。
なんて思いを巡らせていたので。
それが、そのまま夢に出てきたのかな~って、目が覚めた瞬間に考えさせられました。